チームラボとKDDI株式会社は、東京・銀座の「GINZA 456 Created by KDDI」にて、「通信」のチカラと「創造性」によって想像を体験に変えていくプロジェクトを始動。これは、2回の会期で発表される作品を通じ、自分の存在が世界とつながっている実感や、リアルとデジタルの境界がなくなった世界を体験してもらおうという取り組みだ。
第1弾は緊急事態宣言解除後~4月中旬の予定だが、これに先がけて2021年3月4日よりオンラインで参加できるという。なお、第2弾は4月中旬頃~5月末頃を予定している。
自作のキャラクターが世界を歩く!?第1弾は、世界中の人々が巨大な作品空間を創り上げる「Walk, Walk, Walk Home」。
参加者がGINZA 456や家で描いたキャラクターが世界中の人々が描いたキャラクターとひとつなぎの列となり、歩き続けるひとつの作品となる。なお、キャラクターが出現するとき、そのキャラクターが描かれた場所の町の名前が表示されるという。
その作品はYouTubeの中でリアルタイムに創られていき、自宅のテレビをYouTubeにつなぐことでそこにアート作品が出現する。また、GINZA 456の会場の壁にも作品が映し出され、等身大のキャラクターは触れられると立ち止まるというインタラクティブ性も楽しめるようだ。
同プロジェクトにGINZA 456から参加するには、専用のお絵かき用紙にキャラクターを描き、用紙をスキャンするのみ。自宅から参加する場合は公式Webサイトから用紙をダウンロードし、印刷した紙もしくはスマートフォン上にキャラクターを描き、その画像を公式Webサイトにアップロードするという流れだ。
ちなみに、この第1弾は、チームラボが手がける「フラワーズ ボミング ホーム」とよく似ている。
現実とデジタルを行き交う蝶第2弾は、「捕まえ、観察し、解き放つ」をコンセプトとした学びのプロジェクト「捕まえて集める境界のない群蝶」。ここでは、5Gがもたらすであろうリアルとデジタルのボーダレスな世界を体験できるという。
さまざまな蝶が舞う空間で専用アプリ「GINZA 456」を使い、蝶に「観察の矢」を放つと、現実の空間に「観察の矢」が飛んでいくという斬新な仕掛けがポイント。矢が当たった蝶は現実空間から姿を消し、矢を放った参加者のスマートフォンに入る。観察した蝶の情報はアプリの図鑑にコレクションされるという仕組みだ。同じ蝶でも捕まえた回数に応じて情報量が増えていくとのこと。
また、捕まえた蝶をアプリのカメラで見えている場所に投げ込むと、リリースされその場所に戻るというのも魅力的な仕組みだろう。
両社の強みをかけ合わせた同プロジェクトは、参加者の意識をどう変えていくのか、非常に興味深いところだ。なお、GINZA 456でのプロジェクトへの参加には事前予約が必要とのこと。
PR TIMES