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設立15周年を迎えるライゾマティクス、大規模ハイブリッド個展開催中!

Techable 2021年3月22日 15時30分

高度な技術力と表現力でメディアアート・広告・エンターテインメント・建築など幅広い領域でカッティングエッジな表現作品・研究を発表してきたライゾマティクスが、大規模個展「ライゾマティクス_マルティプレックス」展を2021年3月20日~6月20日の期間で開催中。

なお、同展覧会のオフライン会場は東京都現代美術館 企画展示室 地下2F、オンライン会場は3月30日より公開される。

リアルとバーチャルがクロスする鑑賞体験

同展覧会のオンライン会場は、東京都現代美術館を3Dモデルで再現したバーチャル空間。来場者は会場をウォークスルーしながら作品を鑑賞できる。また、リアル会場にいる観客の位置情報を反映し、オンラインとオフラインの鑑賞をクロスオーバーさせているのもポイントだ。

同展覧会では、複数の新作プロジェクトや過去の代表作のアップデート版、ライゾマティクスのこれまでの活動記録映像や開発したオリジナルデバイスなどを展示し、15年間の試行錯誤の軌跡を紹介している。

ライゾマティクスは、同展覧会での実験的・野心的なアウトプットを通じ、オンライン化が進む世界において人間としてのコミュニケーションの新しい可能性が問われるなかで「新しいアーティストの役割」を提示するという。

新作や過去の代表作

同展覧会で公開される新作のひとつが『Rhizomatiks × ELEVENPLAY "multiplex"』。これは、ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」のダンサーの動きをモーションデータ化し、映像プロジェクションや動くロボティクスとともに構成したインスタレーション作品だ。

高さ約7メートル、全長約27メートルの空間にパナソニックのDLP方式 SOLID SHINEレーザープロジェクターを15台使用し、没入感のある空間を演出している。映像は、臨場感あふれるレイアウト設計と高精細かつシームレスな表現により最先端の映像体験を実現するという。

また、国内外で多数受賞し評価された2011年に発表の『particles』のアップデート版も公開している。

同美術館の地下2階から地上3階までの吹き抜け空間に高さ8メートルの有機的な螺旋構造のレールが出現。レールを転がる多数のボールの位置を正確にトラッキングするレーザー照射により、空中に浮かぶ光の点滅が幻影的な残像を生み出し、独創的かつ立体的な視覚表現を実現するという。

これらの作品をオフライン・オンライン(3月30日公開)のどちらでも楽しめるようになっている。

PR TIMES

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