株式会社Sportipは、Sportip AIによる動作解析でアスリートのパフォーマンス向上などをサポートする「Sportip Pro」を提供中。そしてこのたび、2021年3月25日~6月23日の約3ヶ月間、埼玉県立川口北高校サッカー部の生徒を対象に「Sportip Pro」を活用したオンライン指導の実証実験を実施すると発表した。
オンライン指導の効果などを検証今回の実験では、同高校のサッカー部に所属する選手20名(予定)を対象に、AIの動作解析にもとづきパーソナライズされたトレーニングや練習方法をオンラインで提案し、その効果を検証していく。
具体的には、対象選手が実験の開始日と終了日に「体組成測定」「関節可動域測定」「ジャンプ能力評価」「30m走」など一般的な動作のパフォーマンスを計測するテストを行い、その効果を比較するというもの。
「Sportip Pro」を活用し、怪我防止を前提とした短時間かつ高価値なオンライン指導によりパフォーマンス向上が実現できるかどうかを検証するとのことだ。
過去には野球の動作解析も「Sportip Pro」は、動画・画像から各種トレーニングや姿勢をAIによって自動解析し、その結果をグラフなどで表示する。また、解析結果をもとに個人に最適化されたトレーニングメニューを自動生成する機能も実装。2020年6月のリリースから半年後には「ジャンプ解析機能」を追加するなど、さまざまな種目への対応を進めている。
同社は、2021年1月に茨城県下妻市と共同で「Waiwaiドームしもつま」にて「Sportip Pro」に搭載されているSportip AIを活用した野球動作解析イベントを実施。同イベントは、AIが解析した結果をもとに現地の指導員などが一般参加者に対して指導を行うというもので、Sportip AIの有効性などを検証するという実証実験的な要素も含んでいた。
同イベントでの検証日数が1日だけだったのに対し、今回は約3ヶ月と長め。この期間は「AI解析+自動生成トレーニングメニュー+オンライン指導」の効果をよりわかりやすく抽出するために設けたものだろう。同実験を通じ、AI解析を用いたオンライン指導が有効であるとなれば、より効率的で効果的な指導が実現するかもしれない。
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