タイムクラウド株式会社は、タスクに要した時間の記録やリアルタイムなメンバーの状況把握などができる時間管理ツール「TimeCrowd(タイムクラウド)」を提供中。
テレワークが定着してきた昨今、「今、誰が、何をしているのかわからない」「チーム全体の生産性が可視化できない」などの課題が浮上しているという。そんな課題を解決してくれそうなのが「TimeCrowd」。同サービスの時間管理によって新たなコミュニケーション機会や生産性の高い業務体制が生まれるかもしれない。
自己申告制のサービス「TimeCrowd」は、チームメンバーがそれぞれ"自己申告"で打刻したタスク・スケジュール記録を共有し、業務効率化やコミュニケーション促進を実現するツール。
メンバーは、ブラウザ・Chrome拡張機能・スマホアプリから記録することができ、Chrome拡張から記録すれば開いているページのタイトルをタスク名とするなど最短1ステップで記録をはじめられる。それぞれが申告した状態(電話・資料作成中など)を他のメンバーが共有することで、相談や電話を回すタイミングを図りやすくなるだろう。
また、記録したデータは、チーム・メンバー・期間を選択してグラフ化可能。マネジメント層はこれをもとに業務改善策を打ち出すこともできるかもしれない。
さらに、各種ツールと連携し、Slackに作業履歴を通知したり、Google Calendarにタスクを表示したりすることも可能。なお、APIドキュメントを公開しているため、「TimeCrowd」のデータをさまざまなところで活用することもできる。
初の資金調達同社代表取締役の西小倉宏信氏は、2007年の起業以降、Webシステムの受託開発業務を行ってきた。そのなかでタイムチャージ形式での見積もりを可能にすべく開発したのが同サービスだ。また、同社は2013年からフルリモートワークを採用しており、同サービスの「誰が」「何を」「どれぐらい」しているのかをリアルタイムで共有できる機能が役に立ったという。
創業以来長らく自己資本で開発を進めてきた同社だが、このたびリモートワークのニーズ増加に伴う同サービスの運用実績増加を受け、体制強化を図るべく初の資金調達を実施。ライフタイムベンチャーズ、インキュベイトファンド、個人投資家を引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行により2,550万円を調達している。この資金は、開発費・採用費に充当する予定とのことだ。
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(文・Higuchi)