伊藤忠グループのリサーチ会社であるマイボイスコム株式会社は、「MyVoice」のアンケートモニターを対象に「スマートフォンでのコンテンツ・アプリの利用」に関するインターネット調査を実施。2021年3月1日~5日の期間で10,028件の回答を集め、その結果を発表しています。
まずはじめに、対象者全員に個人で主に利用しているスマートフォン・携帯電話について質問したところ、スマートフォン主利用者は全体の8割強となり、1割強にとどまっていた第1回調査(2012年3月)から大幅に伸長していることがわかりました。ちなみに、2019年3月に実施した前回の調査では約7割という結果です。
キャッシュレス化がポイント! コロナの影響は?ここから、スマートフォン利用者を対象とした質問となります。
スマートフォンでのアプリ・Webブラウザの利用度合を尋ねると、「Webブラウザよりもアプリの方が利用時間が長い」と答えた人は5割強でした。また、スマートフォンに自分でダウンロードして保存しているアプリの数は「6~10個」「11~20個」がボリュームゾーン。11個以上は5割弱と2017年以降増加傾向にあるようです。
では、どのようなジャンルのアプリの利用率が高いのでしょうか。「直近1年間にスマートフォンで利用したアプリのジャンル」を尋ねたところ(複数回答)、「ニュース」「天気」「地図」が5割~6割、「ポイント、クーポン」「スマホ決済、電子マネーなど」「チャット、トーク」「交通」が各4割強となりました。特に、「ポイント、クーポン」「スマホ決済、電子マネーなど」は前回調査と比べ大きく増加しています。逆に「交通」「地図」は、前回調査より減少。新型コロナウィルスの影響などがあるのかもしれません。
その他、「SNS関連」「動画再生、映像配信サービス、テレビ」「ゲーム」は若年層で利用率が高く、「チャット、トーク」「ネットショッピング、オークション、フリマアプリ」は女性若年層で比率が高い傾向にあることがわかったといいます。
アプリ課金「501円~1,000円」が最多スマートフォン利用者のうち、直近1年間で有料で利用した・購入したアプリがある人は2割弱。その課金方法はというと、「月額課金・年間課金など、利用中は継続して定額利用料を払う」が最も多く8.9%、「アプリ内課金:利用時に追加で支払う」が7.0%、「有料アプリのダウンロード時に支払う」は4.6%となっています(複数回答・n=スマートフォン利用者)。
次に、直近1年間で有料で利用した・購入したアプリがある人を対象にひと月にかけた費用を質問。すると、「501円~1,000円」がボリュームゾーンとなり、500円以下が5割弱という結果になりました。
前回調査と比較してみると、500以下と回答した人は今回減少しています。逆に、ボリュームゾーンとなった「501円~1,000円」をはじめ、「1,001円~2,000円」「2,001円~3,000円」「3,001円以上」ではすべて前回より増加していることがわかりました。サブスクサービスの普及・拡大に巣ごもり需要が追い風となり、アプリ課金の金額も増加したのかもしれません。
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(文・Higuchi)