スマホやタブレット、PCなどさまざまな種の端末を常に使用するのが当たり前の時代ですが、デバイスのポートが異なるとそれぞれに対応するケーブルが必要です。
しかしこのほどクラウドファンディングサイトKickstarterに登場したケーブル「Steelix」は搭載する3種の端子で計4通りの使い方ができ、これ1本でさまざまな充電・データ転送シーンに対応できそうです。
両サイドに端子2つずつSteelixのポイントは両端にそれぞれ2つの端子を搭載していることです。端子の上に別の端子のキャップが重なっていて、必要に応じてキャップをつけたまま、あるいは外してその下にある端子を使う、というふうに選べます。
具体的には、片端はType-Cの上にライトニングが、反対側の端はType-Cの上にUSBがきます。この両方の各端子を組み合わせることで、Type-C/ライトニング、USB/ Type-C、USB/ライトニング、Type-C/ Type-Cの4通りの使い方ができます。
このため、USB-C搭載のノートPCにAndroid端末やiPhoneをつなげたり、モバイルバッテリーでスマホやゲームコンソールを充電したりといったことが可能です。
対応機種は限られますが、スマホのリバースチャージングにも使えます。
データ転送にも対応また、Type-C/ Type-Cの場合、出力は最大60Wとなり、MacBookユーザーなどPCでも快適に使いたい人のためにType-C/ Type-Cの最大出力100Wのバージョンも用意されています。
充電だけでなく、データ転送に使えるのもSteelixのセールスポイントです。出先でパソコンにデジカメの撮影データを取り込む、スマホのデータをSSDに落とすといったシーンにも活用できます。
長さ1.5メートルあるマルチなSteelixは現在Kickstarterで資金調達中で、すでに目標額は達成。記事執筆時点の出資額はType-C/ Type-C最大出力60Wのタイプが117香港ドル(約1600円)〜、最大出力100Wのタイプは194香港ドル(約2700円)〜となっています。
出資期限は5月23日で、6月に発送される見込みです。
Steelix/Kickstarter