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サンガスタジアム、24台の常設カメラで高度な試合分析ができる「Vantage」導入

Techable 2021年5月17日 13時0分

プロサッカークラブ・京都サンガF.C.のホームスタジアムであるサンガスタジアム by KYOCERAに、常設されたカメラでリアルタイムに映像を合成変換し、試合分析をサポートする自由視点分析サービス「Vantage」が導入されました。

欧州のトップリーグのスタジアムでは、最新のテクノロジーを活用した分析システムが標準装備されていることが多いようですが、国内ではこのたびの導入が初となります。

任意の位置・瞬間にフォーカス

「Vantage」は、ピッチを取り囲む24台のカメラで試合を撮影し、リアルタイムに合成変換した映像をPCやタブレットへ配信するシステム。コーチやアナリストは、スワイプ操作のみで360度自由視点の映像を確認することができます。

また、ズーム・パンチルト、スローでの再生・巻き戻しなどの機能を搭載し、ベンチなどから死角となる位置のプレーも分析可能。さらに、任意のシーンをマーキングすると、タイムライン上に各種タグが付けられ、振り返りたいシーンをすぐに検索・自由視点再生できるのもポイントでしょう。

今後は、現場のニーズに即した付帯機能を追加し、よりチームの勝利に貢献できるシステムへとブラッシュアップしていく予定だといいます。

活用技術について

今回のシステム仕様企画立案は一般社団法人京都スポーツイノベーションファクトリーが担い、技術提供はMasterVisions株式会社が行いました。

MasterVisionsは、ユーザーが自分で見たいアングルを決められる「MySelfTV」を提供中。「MySelfTV」ではスポーツの他、ダンス、ライブパフォーマンス、歌舞伎、製造現場や医療現場での一連の工程などを見ることができます。

PCやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスで視聴でき、タップやスワイプ、ピンチイン・アウトといった簡単な操作で再生や一時停止、回転、拡大・縮小などが可能。映像を一時停止し、見たい部分を拡大してじっくり見ることもできました。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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