自転車に乗るとき必ず装着したいのが安全確保のためのヘルメットです。転倒などのアクシデントから頭を守るマストのアイテムですが、このほどクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場した「EVO21」は安全性をさらにアップさせています。
前方と後方にライトを搭載し、進行方向の視野を確保したり右折・左折を後続車に知らせたりできるほか、減速を感知して自動でブレーキランプも点くようになっています。
リモコンで方向指示米国のスタートアップLIVALLが開発したEVO21は、サイクリストが安全を確保できるように設計されたスマートヘルメットです。まず後部には周囲270度の角度から灯っていることが確認できるライトを搭載しています。夜間走行時に常に灯しておくことで、周囲に自分の存在を知らせることができます。
また前方の額の範囲にもLEDライトが備わっていて、こちらは垂直方向45度の範囲で照らすことができ、進行方向の視野を確保するのに役立ちます。
EVO21にはハンドルバーに取り付けるリモコンが付属し、リモコンのボタンを押してワイヤレスでヘルメットに方向指示ライトを灯すこともできます。
これだけではありません。EVO21にはセンサーが内蔵されていて、減速を感知すると自動でブレーキランプが灯るようになっています。これは急ブレーキをかけたときに後ろから追突されるリスクを軽減するのに役立ちます。
わずか350グラム加えて、転倒するとスマホから事前登録した緊急連絡先に自動でアラートが送られ、GPSロケーションを知らせるように設定することもできます。これはライダーの家族にとって特にありがたい機能でしょう。
ちなみに、事故などではない転倒の場合、90秒以内であればマニュアル操作でアラートをキャンセルできます。
その他、わずか350グラムと軽量で、防水規格IPX5をクリアしているのもセールスポイントです。
EVO21は現在Indiegogoで資金調達を展開していて、すでに目標額は達成。記事執筆時点の出資額は89ドル(約9700円)〜となっています。出資は6月12日まで受け付け、6月中の発送が予定されています。
EVO21/Indiegogo