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「GW-Retail」の実証実験! 人物検出・動線計測ソリューション

Techable 2021年5月27日 14時30分

グローバルウォーカーズ株式会社(以下、グローバルウォーカーズ)は、自社開発した3次元姿勢推定AIモデル「GW-Pose」と、3次元自己位置推定技術「GW-SLAM」を組み合わせた、「GW-Retail」の実証実験を実施。株式会社マルコシ・シーガルの協力の下、食品スーパーマーケット「マルシェ・デ・キッチン」にて、2021年3月22日から4月3日まで行いました。

グローバルウォーカーズ独自ソリューション「GW-Retail」とは?

AIインテグレーターであるグローバルウォーカーズ。機械学習・深層学習(ディープラーニング)・画像処理技術の領域で高度な技術と知見を保有している会社です。同社の取り組みについては、過去にTechableでも取り上げてきました。

今回実証実験を行った「GW-Retail」は、店舗内に配置された什器の配置を考慮した人の動きを把握。人物動線や接触箇所を3次元情報として検出し、トラッキングできるソリューションです。

ちなみに、「GW-Retail」のコア技術は「GW-Pose」。3次元情報を取得できるDepthカメラから取得された距離情報とRGB動画像を活用している同技術は、人の動きを人体の骨格情報(関節位置)から高精度に3次元計測することが可能。同社では姿勢推定のための教師データを「Annotation One」にて用意しているため、教師データ有り学習であっても十分な精度を発揮できるのです。

また、本実証実験では、パナソニック フォト・ライティング株式会社の協力の下、同社が製造したTOFカメラが活用されています。

より深いマーケティング分析や新型コロナ感染症対策にも

「GW-Retail」を利用すれば、店舗内での人物動線や滞留時間を、精微な3次元情報として可視化できます。また、人物が手に取った商品の特定を行うことで、POS情報のみでは読み取れない、店舗内での購買に至るコンバージョンの計測も可能です。このことは、どの位置に並べられた商品が手に取られやすいかといったマーケティング分析に役立つのはもちろん、新型コロナウイルス感染症対策のための消毒箇所の特定にも活用できると期待できるでしょう。

グローバルウォーカーズは、今回の実証実験の結果をもとに、さらなる精度向上に努めつつ、顧客向けソリューションにて最新技術を随時展開するとしています。

PR TIMES

(文・和泉ゆかり)

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