ソフトバンクのLINEMOを皮切りに、KDDIのpovo、ドコモのahamoと、各社がオンライン専用の料金プランを導入しました。
この「新料金プラン」について、CCCマーケティング総研(以下、CCCMK総研)がアンケート調査を実施。その結果を発表しました。
なおこの調査は、「新料金プラン利用者・申込者」400人、「3大キャリア旧プラン継続者」400人、「格安スマホ契約者」441人の計1241人に対して、今年4月21日から4月27日の期間で行ったとのこと。
新プランへの流入について図1はアンケート回答者のうち「新料金プラン利用者・申込者」について、3つの新プランへの乗り換え元回線を集計したもの。
これを見ると、すべてのプランにおいて、「親」にあたる回線からの流入が多いことが大半を占めていることがわかります。
また、格安スマホからの流入も一定数あるようで、乗り換え先としてはahamoが優勢のようです。CCCMK総研はこの結果から「本来は大手を利用したかったが価格差のために格安スマホを選んでいたという人が、『新料金プラン』で大手携帯会社との契約に回帰するという流れの一端を示しているのかもしれません」とコメントしています。
旧プラン契約者が持つ、新プランへの興味関心について図4は、大手3社の旧プランを継続利用している人における新料金プランへの興味関心度、および関心有無それぞれの層の特徴や意識をまとめたものです。
図を見ると関心が二分しており、「関心がない」側の理由を見ると、キャリアメールや店頭サポートなどの従来のサービスがなくなることが障壁になっていることがわかります。
一方で、「関心がある」側は、料金の安さに対して強い関心を持っているようで、プラン内容や話題性も関心理由になっていることがわかります。
これに対してCCCMK総研は「何らかもう一押しがあることで、比較的容易にその壁を乗り越えてくるかもしれず、この層が今後どのような動きを示すのか注目していきたいところです」とコメント。
今回Techableで取り上げた他にも、プラン変更による支出削減金額や、料金が抑えられたことによる生活者の気持ちについてもアンケート調査が実施されています。気になった方はぜひ確認してみてください。
PR TIMES