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視聴者の選択によって展開が変わるインタラクティブドラマの可能性

Techable 2021年5月29日 9時0分

現在、米国や中国で大きな盛り上がりをみせているというインタラクティブドラマ。視聴者参加型といえる新たな映像コンテンツにはどんな可能性があるのでしょうか?

今回は、日本ではじめて実写エンターテインメントに特化したインタラクティブドラマ制作とそのプラットフォーム開発に取り組むDramaBase株式会社にフォーカスしてみたいと思います。

3作品、公開中!

インタラクティブドラマのインタラクティブ表現の主流は、視聴者が選択肢を選ぶことでドラマの内容やエンディングが変化するというものです。

しかしDramaBaseでは、選択肢の他、自由記述から特定のキーワードでストーリーが変化したり、現実の天気とストーリー内の天気が連動したりするインタラクティブ表現を実現しています。

すでにリリースされているインタラクティブドラマのひとつが『mimiC』。視聴者は、牢獄に囚われた女性を脱出させる主人公となり、「何か変なもの食べたの? 」「誰か怪しい人はいた? 」などの選択肢を選び、映像からヒントを得て、なんとか牢獄の鍵を開けることに成功するのですが……。渡邉ひかるさん主演の約5分の作品です。

他にも、アヤ・エイトプリンスさん演じる妻に不倫がバレてしまった主人公がどうにか妻の追求から逃れようとする『笑顔の果』や、毎回違う女性をフィーチャーし、その可愛さを発信するシリーズ『MIMI GIRL』などを手がけています。

プラットフォーム開発中!

これらの作品は、アプリ形式やYouTubeのプレイリスト機能を応用して制作されていますが、この方法には制作や表現の幅という点で課題があるようです。

そこで同社は、2021年初夏のリリースを目指し、インタラクティブドラマの体験と投稿ができるプラットフォーム「DramaBase」を開発中。同プラットフォームには、無料で簡単にインタラクティブドラマを制作できる機能も実装しているとのことです。

同社は、このプラットフォームを通じ、他業種サービスのユーザー体験を豊かにすることも視野に入れています。例えば、飲食店などに設置したインタラクティブドラマのQRコードを読み込むことでドラマの登場人物と一緒に飲食を楽しめるという体験や、GPSを利用したギミックでユーザーのいる場所独自のインタラクティブドラマを展開するといった観光体験などがその一例です。

同社はこのたび、インタラクティブドラマの制作およびプラットフォーム開発をより加速すべく、株式会社サムライインキュベートが運営するSamurai Incubate Fund 6号投資事業有限責任組合を引受先とした第三者割当増資を実施。この資金は、開発体制の強化とそのための人材採用、インタラクティブドラマ制作、プロモーションの強化に充てられるとのことです。

PR TIMES(DramaBase株式会社)
PR TIMES(株式会社サムライインキュベート)

(文・Higuchi)

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