スマートフォン電子チケットアプリ「チケプラ」や公式2次流通プラットフォーム「チケプラTrade」を運営する株式会社Tixplusは、「チケプラ」で発券した電子チケットに紐付けられる顔データを活用した「顔パスシステム」を構築し、提供を開始しました。
また、「チケプラTrade」と連携して最長公演当日までの2次流通を可能にし、業界初となる公演直前までの来場者変更に対応したリセール機能をもつ顔認証チケットを実現しています。なお同システムは、株式会社ゼスト協力のもと、2021年4月にSKE48劇場でのテスト運用を実施しました。
手ぶらで入場、チケットには押印も「チケプラ」は、チケットを電子化することでスムーズな入場やペーパーレス化に貢献しています。入場対応に専用ゲートや専用機器が不要な点もポイントのひとつでしょう。
また、入場数をスマートフォンからリアルタイムに確認できるのもメリットです。そして、主要プレイガイドで購入したチケットを「チケプラ」で発券することもできるといいます。
「チケプラ」ではこれまで、扱うチケットの購入情報と後から登録する顔データを連携させ、電子チケット券面上に「顔画像」を表示し、入場時にスタッフによる顔画像の目視で本人確認もぎりを展開してきました。この顔画像目視を顔認証システムにより実現するのが「顔パスシステム」です。
「顔パスシステム」を活用することで、入場時に手ぶらでゲートを通過できますが、着券処理により電子チケット券面にはイベント特有のスタンプが押印される仕組みのため、従来通り手元に思い出を残すこともできるでしょう。
同社は、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社の「顔認証クラウドサービス パートナープログラム」に加入しており、顔認証APIと連動する管理用ポータルを含むアプリケーションを提供するSaaSプラットフォーム「KPASクラウド」を連携することで今回の「顔パスシステム」を構築しました。
「チケプラTrade」と連携「顔パスシステム」においてもうひとつ注目したいポイントは、公演当日まで可能な2次流通。同社が運営する「チケプラTrade」は、「定価取引」「入場保証」などの安心・安全の機能を備え、行けなくなったチケットを個人間のやり取りなくトレードできる主催者公認のプラットフォームです。
「チケプラTrade」の主な機能は、1日1回(12時)の抽選やエスクロー機能、転売対策のためのSMS認証・同行者指定機能・顔写真機能など。この「チケプラTrade」を連携することで、公演直前までの2次流通を可能とする初の顔認証チケットが誕生しました。
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(文・Higuchi)