株式会社kiwamiは、独自のホログラムサイネージ 「HoloVase(ホロベース)」に対応したアプリ「HoloRium」を開発。ホログラムで映し出される観賞魚が空中を泳ぐ姿を楽しむことができます。
「HoloVase」専用アプリ「HoloVase」は、スマートフォンを差し込むことで、スマートフォン画面の映像をホログラムとして映し出せる小型のホログラムサイネージ。空中ディスプレイ(ASKA3Dプレート)を使用し、裸眼で体験できる質の高いホログラム投影が特徴です。
もともとのコンセプトは「商品棚に置ける店員さん」。ホログラム店員による商品案内や動画プロモーション、画像認識によるキャッシュレス決済、センサーを活用したタッチ操作など多様なユースケースに対応可能です。
今回開発された「HoloRium」は、観賞魚の3Dモデルに実際の動きをもとにしたプログラミングを行い、魚が泳ぐリアルな姿を再現します。その3Dモデルを表示したスマートフォンを「HoloVase」に差し込むことで、まるで魚が空中を泳いでいるかのような表現を実現。
さらに今後は、手で触れると水の波紋が広がるエフェクトや、触れられた魚が逃げていくようなインタラクション機能も実装予定のようです。
「xR Cast HoloPhone」にも注目!同社は、アバターを利用したリモート接客ソリューション「xR Cast HoloPhone」を提供中。これは、接客する人をアバターに置き換え、WebRTCを使った通話システムでリモート接客を実現するものです。
アバターの動きはプログラムではなく、実際の人のモーションキャプチャーを撮影して適用しているため、より人間らしい挙動がみられるといいます。もちろん、実写モードも搭載していますので、企業や施設のユースケースによって変更するといいでしょう。
また、複数のカメラ映像を表示できるため、手元の商品ディティールを見せながら接客することも可能。さらに、アーカイブ機能もあり、あらかじめ用意した資料や動画を簡単に表示することもできます。
この「xR Cast HoloPhone」に先述の「HoloVase」を組み合わせることも可能。オフィスやホテルなどの受付に設置すれば、ホログラム動画を活用したリモート接客などが実現するでしょう。なお将来的に「HoloVase」は、音楽スピーカーやスマートホーム向けIoTデバイスとしての利用も想定しているとのことです。
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(文・Higuchi)