イヤホンは有線に代わってワイヤレスタイプが主流になりつつありますが、そこに翻訳機能を搭載したタイプがクラウドファンディングサイトKickstarterに登場しました。
香港のスタートアップが開発した「Wooask」は71言語に対応する翻訳機能を備え、インターネットに接続できない環境でも日本語を含む9言語の翻訳をこなします。
双方向に通訳Wooaskの外観はまさにAirPods。他のワイヤレスイヤホン同様、Bluetoothでスマホなどと連携し、音楽を聴いたり通話に使ったりできます。加えて、翻訳機能を搭載しているのがWooaskの最大の特徴です。
専用のアプリ(iOS、Android)を使うことで、異なる言語を話す人との会話を双方向にリアルタイム翻訳してくれます。具体的には、自分の話した内容を選んだ言語でスマホを通じて相手に伝えることができ、またスマホがとらえた相手の話し言葉をWooaskを介して自分の言語で聞くことができます。
たとえば、外国でレストランに行き、日本語で注文した内容が英語でスマホから流れ、ウェイターの英語が日本語として耳に入ってくるということになります。
24時間駆動翻訳機能は71言語と56のアクセント対応するため、世界をほぼ網羅しています。また、インターネット接続がない環境でも日本語や英語、スペイン語、フランス語など9言語の翻訳が可能で、旅行や出張にかなり役立ちそうです。
翻訳はGoogleやMicrosoftなど4つのエンジンを活用していて、レーテンシーは0.5秒とのことです。
Wooaskはイヤホン単体で5時間駆動し、ケースを使うとさらに19時間使えます。そして充電にかかる時間は90分となっています。
海外出張や旅行時だけでなく、外国人客に接することが多いホスピタリティ産業の人にも便利そうなWooaskのKickstarterでの出資額は記事執筆時点で613香港ドル(約8700円)〜となっています。出資は9月3まで受け付け、11月の配達が予定されています。
Wooask/Kickstarter