株式会社HIKKYが手がける世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット」。今ではディズニーやNetflix、有名百貨店など国内外からさまざまな企業が参戦する一大イベントとなりました。期間中は世界中から100万人以上が集い、バーチャル空間での買い物や来場者同士のコミュニケーション、映画や乗り物などを楽しんでいます。
そんな同イベントの第6弾「バーチャルマーケット6」は2021年8月14日~28日に開催予定。これに先立ち、7月16日より法人の出展募集を行っていました。そしてこのたび、株式会社ビームスと株式会社 大丸松坂屋百貨店が出展を発表。ともに2年連続の出展となります。
「バーチャル銭湯」や「飛び出すカタログ」ビームスは前回、バーチャル空間ならではの展示方法「トルネード型ディスプレイ」を店舗内に設置。服などの商品がトルネード型(らせん状)に移動し、来場者は手に取ることなく商品の前後左右のデザインの確認することができるという画期的な陳列方法でした。
他にも、リアル商品と3Dモデル商品の販売や「ゴジラ」や「ももいろクローバーZ」などとのコラボレーションコンテンツの展示も行っています。
今回は、「バーチャル銭湯」を展開。これは、ビームスと牛乳石鹸共進社株式会社がコラボし、東京・東上野の銭湯「寿湯」で9月まで開催中の企画「銭湯のススメ。2021」をバーチャルで再現した空間です。無料配布されるタオル姿のVケットちゃん(公式アバター)の3Dアバターに着替えると、『テルマエ・ロマエ』などの作品で知られる漫画家・文筆家ヤマザキマリさん描き下ろしの銭湯絵を眺めながら入浴気分を楽しめます。
大丸松坂屋百貨店は前回に引き続き次世代型店舗「バーチャル大丸・松坂屋」を出展。前回の目玉は、お取り寄せ食品の販売でした。
今回は、そのカタログを「飛び出すバーチャルカタログ」として展開。3Dで飛び出し直接ECへのリンクで購入できるスイーツ商材5点に加え、人気のビールなど32アイテムを表示するなど、各カテゴリのECページへつながり合計500点以上が購入可能となるようです。また、リアル食品の販売に加えて「食品3Dモデルの販売」も実施します。
「バーチャルマーケット6」の見どころ今回の第6弾のテーマは「地球上すべての祭りの中心地」。会場内には、日本の縁日や太陽の市場、常夜の歓楽街をイメージした空間が構築されています。
ビームスの店舗屋上では銭湯らしい煙突が設置され、ユーザーが自らの操作で花火を打ち上げられたり、「バーチャル大丸・松坂屋」では、お面の3Dモデルが無料配布されたりと、今回のテーマである「祭り」に通じるアトラクションも楽しめるとのことです。
また、今回プレオープンする常設型の総合ショッピングモール「Vket Mall」にも注目したいところ。多様なイメージで創られたセレクトショップが20種類展開され、出展者は自分の製品のイメージにあるショップを選んで出展することができます。イベント終了後も365日運営されるため、VRコマースをより身近なものにしてくれそうです。
PR TIMES(株式会社ビームス)
PR TIMES(大丸松坂屋百貨店)
(文・Higuchi)