ソニーネットワークコミュニケーションズはスマートホームサービス「MANOMA(マノマ)」において、室内コミュニケーションカメラやアプリを通じて、離れて暮らす家族の住居と自宅の玄関をカメラとアプリでつなげる「お試しリモートコネクトセット」を提供開始。同社によると、2021年8月5日より100セット限定で提供されるようです。
離れた家族と空間を共有「お試しリモートコネクトセット」とは、ソニーが独自に開発した室内コミュニケーションカメラ2台と、AIホームゲートウェイ、開閉センサーを提供し、実家を出て働く子どもたちとその両親など、離れて暮らす家族をIoT機器でつなぐセット。
例えば、ユーザーの自宅と離れて暮らす家族宅の双方の玄関に室内コミュニケーションカメラを設置し、「玄関という空間を常時共有」します。これにより、アプリを通じていつでもリアルタイムに声がけなどのコミュニケーションをとることが可能になるわけです。
同サービスの特徴は、専用アプリのタイムライン上に、センサーを通じて家族の帰宅・外出・扉の開閉などのイベントが記録される点でしょう。これを確認すれば、隙間時間などに、遠隔地に住む家族の生活を把握することが可能です。
イベントからカメラで撮影された録画動画にアクセスでき、家族の様子をアプリから見返すことも可能。興味深いことに、家族の帰宅に合わせて「おかえり」といった声がけをアプリから室内コミュニケーションカメラを通して行うこともでき、心地よい距離感で家族を見守ることができます。
初心者でも利用は簡単「便利なことは良いけれど、設定などが難しいのでは......」という心配もいりません。機器の設定は専門のスタッフが無料で訪問して対応可能。設定のために帰省をする必要も無く、すぐに利用を開始できます。
スマートホームサービス「MANOMA」は、どのような経緯で開発されたのでしょうか? ソニーネットワークコミュニケーションズは、見守りやセキュリティサービスに対するニーズ調査を実施し、「見守りに関して不安があり、解決したいと思うか?」などを問うアンケートを行いました。結果、別居している親の見守りに不安を感じ、解決したいと考える人が23.6%にのぼることが判明したといいます。
同社担当者は「離れて暮らす家族との対面でのコミュニケーションが減少するなか、本セットでは、アプリを通じて実家などの様子を目にすることができ、離れていても家族の生活リズムを知り、家族を近くに感じることができます。玄関をつなげることで、程よい距離感での新たな家族のつながりの場を提供していきます」と話しています。
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(文・Takeuchi)