oVice株式会社は、株式会社グッドパッチと共同でoVice公式Webサイトとバーチャル空間「oVice」をリニューアル。2021年7月31日に新しくなったWebサイトを公開し、8月以降順次「oVice」のUIをアップデートしていくようです。
「oVice」とは?2020年8月にサービスを開始した「oVice」は、空間内のオープンスペースで自分のアイコンを自由に動かし、話しかけたい相手のアイコンに近づけると会話が始められるというブラウザで動作するバーチャル空間。低速な通信環境でも機能するよう「声」を中心としたコミュニケーションに重点を置いているのが特徴ですが、環境を整えればHDクオリティーのビデオや音声の利用、画面共有などが可能となります。
「oVice」では、自分のアイコンに近いアイコンの声は大きく、遠いアイコンの声は小さく聞こえ、まるで現実の空間で話しているような体験ができます。偶然聞こえてきた会話に簡単に参加できるのもリアルに近い体験のひとつでしょう。また、メガホンやマイクを使うと、場内アナウンスを流すことも可能。この他、オープンスペースから離れたロック可能な会議室や、さまざまなインタラクションが可能なサイネージなど便利な機能を実装しています。
現在、バーチャルオフィスやオンラインイベント、大学の講義の場として7000件以上の利用実績があり、なかにはバーチャル空間をつなぎ合わせて「バーチャル本社ビル」化し、1000人以上の社員が勤務している企業などもあるようです。
まずはWebサイトをリリースこのたびoViceは、グローバルデザインカンパニーであるグッドパッチと共同で、これまでのユーザーからのフィードバックなどをもとに、UX向上と「キャンバスのようにモノトーンで、ユーザー様の使い方次第では何色にもなる」という世界観をわかりやすく打ち出すことを目的に数ヶ月におよぶリニューアルプロジェクトを実施。従来よりサービスの概要やコンセプトが伝わりやすいデザインに仕上がったようです。
すでに公開されているWebサイトには、サービスの詳細と共に活用事例がわかりやすく掲載されています。例えば、実オフィス面積を削減し、バーチャルオフィス勤務が9割を占めるウイングアーク1st株式会社や、「声」から相手の事を知る婚活イベント「mimicon.」、研究室での意見交換や学位授与式を行う東京大学の福島研究室、不登校の子どもたちの居場所作りなどが紹介されていました。
今後は「oVice」において、話しかけたい時に肩をトントンと叩くことをメタファーとした「よびかけ」機能や、人が近づいたとき足音のようにさりげなく鳴るあたたかみのあるUIサウンドなどを実装予定。8月より順次アップデートされる見込みです。
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(文・Higuchi)