株式会社HIKKYは、スマートフォンやPCのWebブラウザ上で動作するVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud(ブイケット クラウド)」をリリースしました。VRなどのメタバースが新たなサービスの場として注目を集めている今、クライアントのXR開発へのニーズを満たし、ユーザーに簡単かつ幅広く提供可能なVRコンテンツの展開をサポートしていきます。
自社独自のVR空間を幅広いユーザーに提供「Vket Cloud」は、Google ChromeやSafariなどのWebブラウザ上にバーチャル空間を構築するため、VRデバイスはもちろん、スマートフォンやPCからでもURLをクリックするだけでアクセス可能です。ブラウザ上でありながら、100万ポリゴンを超えるコンテンツの表示や物理ベースレンダリングによる美しい世界、オープンワールドを可能とする非同期ロード機能によって、圧倒的体験を提供できるといいます。なお、描画性能はPS4相当とか。
また、OEMで提供するため、自社IDの導入や外部サービスとの連携、アナリティクスの設置などさまざまな機能を実装できるのも特徴。自社独自のVRプラットフォーム・コンテンツの開設をサポートします。
「Vket Cloud」で制作されたVR空間内には3Dアバターで入場。ユーザーはアバターを使って空間内を自由に動き回ったり、他ユーザーと音声やテキストによるコミュニケーションをとったりします。アバター同士の距離が近ければ音声は大きく、遠ければ小さくなるなどリアルな距離感を再現しているのもユニークなポイントでしょう。
「バーチャルマーケット6」の会場に活用!同社が現在開催中(8月28日まで)の「バーチャルマーケット6」に出展している一部の会場は「Vket Cloud」で制作されたようです。
そのひとつが株式会社ビームスによる「BEAMS Virtual Shop」。2階建ての店舗の1階では、「キン肉マン」や「PUI PUI モルカー」、Netflixオリジナルアニメ「EDEN」などとのコラボ商品を販売し、2階では人気企画「銭湯のススメ。2021」を再現したバーチャル銭湯を展開しています。
また、LDH JAPN所属のクリエイティブユニット「PKCZ®」によるVR DJ イベント「煩悩音楽祭 ~Bon-Noh-Music-Festival~ at EMISSION」において開設される会場も「Vket Cloud」で制作されたようです。この会場には、VRデバイスやPCを持っていない人でもスマートフォンから簡単に入場することができます。
さらに、「バーチャルマーケット6」から登場したバーチャル世界初の常設型の総合ショッピングモール「VketMall」のプレオープン店舗「VketMall Prot」も「Vket Cloud」で構築されたようです。
「バーチャルマーケット6」についての情報はこちらからどうぞ。
PR TIMES
(文・Higuchi)