「2050年の東京」を描き出した『ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping』が、2021年8月31日(火)〜9月13日(月)までGinza Sony Parkの『Sony Park展』にて開催。ソニーグループ(以下、ソニー)のデザイン部門であるクリエイティブセンターのデザイナーとSF作家がコラボレーションしたものです。
世界で注目を集めている「Sci-Fiプロトタイピング」とは世界的なパンデミックは、私たちが現在の延長線上で「未来」を描くことをより一層困難にしました。「2050年の東京」は、一体どのような街になっているのでしょうか。『ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping』では、「Sci-Fiプロトタイピング」を用いて「2050年の東京」を描き出しています。
ちなみに、「Sci-Fiプロトタイピング」とは、SF(サイエンス・フィクション)を用いて未来を構想し、それを起点にバックキャストして、「いま、これから何をすべきか」を考察する方法です。例えば、アマゾンやグーグルといった大手テクノロジー企業の創業者たちはSF作品に多大な影響を受け、事業や製品を生み出してきましたと言われています。実際、米国西海岸では「SFプロトタイピング」を専門とするコンサルティング会社も登場するなど、いま注目を集めている手法のひとつです。
『ONE DAY, 2050 / Sci-Fi Prototyping』の展示内容本企画は、「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」の協力のもと、SF作家の藤井太洋氏、小野美由紀氏、麦原遼氏、津久井五月氏とソニーのデザイナーがコラボレーションし、Sci-Fiプロトタイピングを実践。「2050年」「東京」「恋愛」という3つのキーワードのもと、「WELL-BEING」「HABITAT」「SENSE」「LIFE」のテーマについて、およそ半年にわたって断続的にワークショップを重ね、4つの「デザインプロトタイピング」と、4つの「SF短編小説」を創出しました。
「2050年のAIカウンセラー」「気候変動の影響によって住む場所をなくした"気候難民"や、政治的問題により移民になった人たちの増加による、水上移動式住居の出現」「香りのデジタル化」「人生の可能性を高精度にシミュレーション」。これらの言葉にピンときた方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
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WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所
(文・和泉ゆかり)