情報流通支援サービスを提供する株式会社オークネットは、二次流通支援サービス「Selloop(セループ)」を2021年8月31日に開始。一次流通領域を中心に事業を展開するメーカー・小売企業を対象に、新たに二次流通(ユーズド品流通)による顧客関係構築を支援する新事業として展開します。
新たな商品の循環をつくりだすオークネット社は、1985年にリアルタイム中古車オンラインオークションを開始し、中古デジタル機器・中古バイク・ブランド品など、多種多様な領域へと拡張し二次流通の専門ノウハウや流通ネットワークを蓄積してきました。
そんな同社が展開する新サービス「Selloop」は、顧客流出や購買機会の減少といった課題を抱える企業や、これまで二次流通領域に参入するのが難しかった企業を対象に、新たな商品の循環をつくりだし顧客との接点とつながりを深める二次流通支援サービス。
導入企業に対して、二次流通領域へ進出するための機能の提供やそれぞれの企業の状況や課題に応じたサービス設計を行い、サステナブルな循環型小売モデル構築を支援することで、メーカー・小売に様々なメリットをもたらすといいます。
サステナブルな取り組みを強化「Selloop」のメリットのひとつとしては、従来接点のなかった新規顧客や、疎遠化した顧客に対しても接点を築くことができることが挙げられます。「開発」や「販売」という一方向のみの流通に「買取」「再販」などの二次流通が加わることで、既存顧客と新たな接点を生み出すことが可能に。
また「買取」「再販」の内容と、その出品者の属性を併せてデータ収集・分析することで、既存の一次流通事業におけるマーケティング、マーチャンダイジング、商品開発に活用も可能。さらに、中古品の廃棄や退蔵を減らす事業モデルの構築によって、社会的にニーズの高まるサステナブルな取り組みを強化できる点も大きなメリットと言えます。
オークネット社の担当者は「導入を希望するメーカー・小売企業の状況や将来ビジョンに即してオークネット・SII・導入企業が一体となり、共創的に事業開発することで、既存の二次流通網が存在しなかった商材においても最適な形の流通モデルを構築します」と話しています。
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(文・Takeuchi)