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東京都主催、スタートアップ支援事業の第一期採択企業が決定!

Techable 2021年9月10日 11時0分

東京都は、スタートアップの成長を支援する「東京都スタートアップ実証実験促進事業 (PoC Ground Tokyo)」を実施中。 このたび、都は2021年度第1期採択企業を決定するとともに、第2期参加企業の募集を開始したと発表しました。

なお、本事業は株式会社ボーンレックスが受託・運営しています。

スタートアップの実証実験を都がサポート

東京の経済を持続的に発展させるためには、イノベーションを継続的に生み出していくことが求められるといいます。

一方で革新的なビジネスアイデアを持ち、新たなビジネス領域で大きな成長を志向するスタートアップがその事業を実現するにあたり、仮説検証や社会実装の検証を行う機会・リソースが乏しく、成長の機会を逃していることがある、という課題があったようです。

この課題を解決するため、東京都は「PoC Ground Tokyo」を開始。スタートアップのニーズに合わせて、仮説検証や社会実装の検証等に向けた実証実験を効果的にサポートします。

具体的には、以下の3つの分野を重点領域とし、これらに関わる実証実験を募集しています。まず1つ目は「サステナブル(環境)」。再生可能エネルギーの利活用やゴミ処理、食品ロスへの対応等の、エネルギーや環境に関わるソリューションを提供する事業です。

2つ目は「ニュースタンダード」で、働き方やライフスタイル、インフラなど日常生活や習慣に関わる分野において、新しい生活様式や社会の仕組みを提供する事業。

3つ目は「X-Tech(クロステック)」。科学・工学、食・農業、教育などの既存産業において、新しい技術(AI、IoT、ビッグデータ、ブロックチェーンなど)を活用し、課題解決や新たな価値の創造に取り組む事業が対象です。

オンライン禁煙支援企業が採択

そして、株式会社CureAppは2021年9月8日、本事業の2021年度第1期に採択されたことを発表しました。

民間法人向けのオンライン禁煙支援プログラム「ascure卒煙プログラム」などを推進してきた同社。今回の支援を通じて、禁煙を希望する喫煙者に対し、ニコチン依存度や禁煙の意向度、本人の希望などに合わせた「禁煙のトータルソリューション」を確立すべく実証を行っていくといいます。

CureAppの担当者は「将来的には他の予防領域(高血圧、脂肪肝、アルコール依存など)への横展開を図るための下地とすることも想定しています。テクノロジーの力で予防や治療を進化させ、予防・医療領域を取り巻く社会的課題を解決して理想の社会の実現を目指します」とコメントしています。

PR TIMES(1)(2)

(文・Takeuchi)

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