凸版印刷株式会社は、2021年9月17日(金)まで東京ミッドタウン六本木で開催した葛飾北斎の生誕260年記念企画特別展「北斎づくし」をオンラインでも楽しめる特設バーチャル会場を、2021年9月23日(木・祝)から10月10日(日)まで無料公開します。
北斎の作品で埋め尽くされた空間特別展「北斎づくし」の企画・運営に主催者として携わるとともに、これまで培った印刷技術と文化財のデジタルアーカイブ技術を活用し、参加クリエイター陣と共に展示造作やデジタル演出の制作を行ってきた凸版印刷。
同社の担当者は「今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、現地で観覧できなかった方やもっと詳しく観覧したい方に向けて、最先端の3Dカメラを用いて会場を撮影した展覧会場のVR空間を公開します」と話しています。
今回の特設バーチャル会場では、展示された作品を鑑賞することができるとともに、北斎の作品で埋め尽くされた空間も体験することが可能。なかでも、凸版印刷の高精細画像処理技術によって印刷された作品イメージで床・壁など展示室を埋めつくした、没入感のある空間が大きな特徴です。会場の全貌を3Dカメラで撮影し、バーチャル空間として再現しています。
江戸の世界への没入もユーザーはオンライン上で展示会場を歩き回りながら、実際に展示された『北斎漫画』、『冨嶽三十六景』、『富嶽百景』の全頁、全点、全図を鑑賞することができます。また、ライター・エディターの橋本麻里氏による北斎の魅力を伝える解説も日本語・英語に対応。
また注目したいポイントは、大型の壁3面に映し出された映像と高さ2mの和紙スクリーンに投影した映像を組合せて、庶民の生活や妖怪、自然、笑いなど、北斎が描き尽くした江戸の世界への没入を楽しめる体感型映像作品「DIGITAL HOKUSAI」。
凸版印刷のデジタルアーカイブ技術によって高精細にデジタル化された『北斎漫画』『冨嶽三十六景』をはじめとする展示作品をふんだんに活用したこの作品を、特設バーチャル会場内では映像として鑑賞できます。展覧会に来場できなかった方、もう一度楽しみたい方も含め、「北斎づくし」の世界をオンラインで体感してみてはいかがでしょうか。
PR TIMES
(文・Takeuchi)