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スポーツテックのユーフォリア、スポーツ界のデータ活用促進を目指し新組織を設立

Techable 2021年9月28日 11時0分

スポーツテック企業の株式会社ユーフォリアは、スポーツ科学領域における研究開発を行う組織として「ユーフォリアスポーツ科学研究所」の設立を発表。同社はこれまで、スポーツ選手の怪我予防やパフォーマンス発揮のためのソフト「ONE TAP SPORTS」の提供を行ってきており、そこで得た知見を生かすとのことです。

「ONE TAP SPORTS」とは

コンディション管理ソフト「ONE TAP SPORTS」は、スポーツ選手の体調・コンディションを可視化し、スタッフが状態を把握する機能を搭載しています。選手がコンディションをスマートフォン・タブレットから入力すると、トレーナーや栄養士などのスタッフは、選手全員の体調を毎日簡単に、詳しくチェック可能。スポーツ大会やイベント開催時の参加者の検温をはじめとした体調の記録にも利用できます。

一方、ケガや傷害に関するレポートを作成したうえで、選手のケガ・受傷の履歴を一括で管理することも可能。傷害報告書(インジュリーレポート)の作成を行えば、Excelへの出力もできるので選手や各所へのフィードバックも簡単にできる点もメリット。これまでに発生した怪我の発生状況を分析することで、今後発生しうるケガの予防対策にも役立てることができます。

さらに「ONE TAP SPORTS」では、これらの測定データから選手の成長分析も実施します。体組成データやフィジカルテストの結果など、取り貯めたデータはグラフとして表示が出来るほか、チーム内での比較も可能。体成分分析装置InBody(インボディ)といった外部測定機器と連携して、外部からのデータの取り込むことができます。

社会課題の解決にも挑戦

そしてユーフォリア社は、上記事業を通じて取得したスポーツ科学領域における知見およびデータを生かしながら、外部研究者とともに研究開発を行っていくための組織として「ユーフォリアスポーツ科学研究所」を設立しました。

具体的には、「ONE TAP SPORTS」の機能向上に加え、エビデンスに基づくスポーツ科学の知見の普及、スポーツ界でのデータ活用促進を推進していきます。

目先の研究テーマとしては、スポーツ外傷・障害発生のメカニズム解析による予防・予知や身体的リカバリー理論などアスリートやスポーツ界での活用が考えられます。一方で同社は「それら研究内容は、健康寿命の引き上げ、子どもたちの能力開発、企業の健康経営・生産性向上、などといった社会の課題解決にもつながるもの」とコメントしています。

PR TIMES
ONE TAP SPORTS

(文・Takeuchi)

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