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しっぽロボットの「Qoobo」シリーズ、累計販売数3万匹突破!

Techable 2021年10月3日 7時0分

ユカイ工学株式会社は、しっぽのついたクッション型セラピーロボット「Qoobo(クーボ)」シリーズを提供中。

「Qoobo」は、2017年のクラウドファンディングを経て2018年に一般販売されました。そして「Qoobo」よりひと回り小さいサイズの「Petit Qoobo」が2020年3月にクラウドファンディングに登場し、目標金額の2671%を達成した後、同年12月に一般販売を開始しています。

このたび同社は、「Qoobo」と「Petit Qoobo」の販売数がシリーズ累計3万匹を突破したことを発表。

コロナ禍が影響!?

「Qoobo」は、日本・米国・台湾・香港・シンガポールでの一般販売開始から約1年で累計販売数1.5万匹を突破。2020年8月にオープンした体験型ストア「b8ta」でもオープニングのラインナップに入っていました。

そんな「Qoobo」と「Petit Qoobo」の販売数がシリーズ累計3万匹を突破。同社によると、2019年と2020年度での「Qoobo」シリーズを含む同社のプロダクト全体の売上額の対比は、221%に上るといいます。このことから、コロナ禍において自宅での癒やしのお供にコミュニケーションロボットの需要が増えたのではないかと推察できるでしょう。

開発秘話

「Qoobo」の開発のきっかけは、「疲れて家に帰った時、癒やしの存在が家にいてくれたら……」という同社の女性デザイナーの想いだったそうです。開発にあたり、膝に乗せたり抱き上げたりするときにちょうどいい重さやサイズ感、撫でた時の気持ちのいい手触りなどにこだわったといいます。

その中でも特に苦労したのが「しっぽ」の動き。動物が自然に動かすしっぽの動きを意図的に再現するのは難しかったようです。動物園に行っては動物のしっぽの動きだけを観察するなど、地道な努力と試行錯誤を重ねたといいます。

また、「Qoobo」には顔も耳も声もない、「しっぽだけ」というデザインにもこだわりがあるとか。これはつまり「余白」であって、そばにいる人の想像で犬にも猫にも、あるいは別の生き物にもなれるという存在を意識した結果だといいます。

このようなこだわりがつまった「Qoobo」が多くの人に愛されるのは納得です。そして「Qoobo」の発売後、Qooboユーザーの「ちっちゃいQooboがいたら、いつでもどこでも一緒にいたい」という声をきっかけに、「連れて歩きやすいサイズ感」と「まるで小動物のような動きや存在感」を目指して開発されたのが「Petit Qoobo」。より愛着を持てるプログラムを備えて誕生した「Petit Qoobo」が人気になるのもまたうなずけます。

PR TIMES
ユカイ工学公式note

(文・Higuchi)

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