2021年10月1日(現地時間)、約1年間の延期を経てようやく開幕した「2020年ドバイ国際博覧会」。ドバイ万博で日本館の音響演出を担当するのは、ソニーマーケティング株式会社(以下、ソニーマーケティング)です。
ソニーマーケティングは、ソニーのSound ARを実現するインタラクション技術と、Xperiaスマートフォンのセンサーを活用した屋内位置姿勢推定技術を取り入れた音響コンテンツを提供。2022年3月31日の会期末まで、日本館内のエキシビションにて活用されます。
「音」の新体験ソニーが提供するSound ARは、現実世界の「音」と仮想世界の「音」が混ざり合う新感覚の音響体験。日本博では、同社の「360(サンロクマル)立体音響」技術と、屋内位置姿勢推定技術を組み合わせたインタラクション技術を活用し、来館者の詳細な位置や姿勢に応じて立体的な音響空間をリアルタイムに生成します。
また、ソニーのオープンイヤー型イヤホンを採用し、会場内のスピーカーによるBGMと、イヤホンによる効果音やナレーションをミックスさせた立体感のある新しい音体験を演出。さらに、館内で各来館者が巡るコースに合わせて、それぞれ異なるストーリーを「音」で展開するといいます。
日本のコンテンツ×最新のテクノロジー日本館のエキシビションは、「Where ideas meet(アイディアの出会い)」をテーマに、日本の様々なコンテンツを最新のテクノロジーで魅せる展示空間として構成されています。古来日本を没入感のある映像や空間で表現した「日本との出会い」をはじめとした、計6つのシーンに分かれています。
ソニーマーケティングが提供した音響コンテンツは、日本の「技・匠」を紹介する「Culture and history:出会いの歴史としての文化」および、日本独自のソリューションを紹介する「Innovation:現代日本のテクノロジー 」の、2つのシーンで活用されているとのこと。
ソニーマーケティングは、「これまでに培った音響技術や、“場”の体験に関する空間演出の提案ノウハウを生かして、日本館でのエキシビションおよびその運営をサポートしていきます」とコメントしています。
PR TIMES
ドバイ万博日本館リーフレット
(文・Saki Amano)