新型コロナウイルス感染症の影響により、医療業界におけるDX推進の必要性がかつてない高まりを見せています。しかし、例えば、オンライン服薬指導の利用率は6%程度に留まっているなど、課題があるのが現状です。
株式会社カケハシ(以下、カケハシ)は、医療業界のDX推進支援を目的にしたオープンな医療プラットフォームの構築を目指し、同社が展開する薬局体験アシスタント「Musubi」と他社サービスとのシステム連携に向けた取り組みを開始。まずは株式会社メドレー(以下、メドレー)のかかりつけ薬局支援システム「Pharms」との連携を来春以降で目指します。
「Musubi」と「Pharms」が連携Musubiは、デジタルの力で薬局経営を強力アシスト、進化しつづけるクラウドサービス。薬剤師は、患者と一緒にMusubiのタッチ機能付き端末画面を見ながら服薬指導を行います。内容が自動で薬歴のドラフトとして残るので、今まで服薬指導とは別に毎日数時間かかっていた薬歴記入に関わる業務負担を、大幅に削減することが可能です。さらに、Musubiが患者の健康状態や生活習慣にあわせた服薬指導や健康アドバイスを提示することで、 新しい薬局体験を患者に提供することができます。
一方のPharmsは、オンライン服薬指導をはじめ、処方箋のネット受付、キャッシュレス決済、薬の配送など、調剤業務を支援するさまざまな機能をクラウドで提供しています。
この度発表された連携によって、Musubi上でPharms経由の予約一覧が表示可能。Musubiによる服薬指導開始時にワンクリックでPharmsを起動させるなど、薬局の既存のオペレーションを大きく崩すことなく、両サービスをより円滑に利用できるようにする予定です。
医療業界全体のDX推進を支援このような連携によって、薬剤師の業務負担を増やすことなくオンライン服薬指導を促進し、その先にある医療業界全体のDX推進を支援することを目指します。
カケハシは、今後も、多様なプレイヤーとの幅広い連携も視野に入れながら、日本の医療をより良くより確かなものとして次世代へつないでいくエコシステム構築に向けて邁進するとしています。
PR TIMES
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(文・和泉ゆかり)