シャープ株式会社は、文化財活用センターおよび東京国立博物館と共に、「8Kで本物に触(ふ)れる」をテーマとした文化財鑑賞ソリューション「8Kで文化財“ふれる・まわせる名茶碗”」を開発。2020年7月29日~8月2日に東京国立博物館「東洋館」にて実証実験を公開しました。
そんな「8Kで文化財“ふれる・まわせる名茶碗”」がこのたび、中国美術学院が主催する国際的デザイン賞「2021 Design Intelligence Award(DIA)」を受賞。61カ国約8,000点の応募の中から、プロトタイプや発売2年以内の製品を対象とする「プロダクト部門」に選出されました。
手元の茶碗型コントローラーで映像を操作「8Kで文化財“ふれる・まわせる名茶碗”」のコンセプトは、「通常は触れることができない貴重な文化財を高精細な8K技術で体験する」というもの。実物の形や重さなどを模した「茶碗型コントローラー」が、8K映像で表示された画面上の茶碗とリアルタイムに連動しているため、体験者はコントローラーの操作によって映像を回転・拡大し、360度好きな角度から鑑賞することができます。
展示室では見ることのできない茶碗の内側や裏側を眺めたり、通常は触れることができない文化財をまるで実際に手に取ったり目の前に引き寄せたりするような体験を通じて、作品の魅力を伝えるソリューションです。
シャープの8Kビューアをベースに開発「8Kで文化財“ふれる・まわせる名茶碗”」は、美術作品などの鑑賞を想定した8Kビューア「シャープ8Kインタラクティブミュージアム」をベースに開発されました。この「シャープ8Kインタラクティブミュージアム」は、約3,318万画素の超高精細技術と16K以上の高解像度データの使用により、まるで本物を見ているような臨場感を演出します。また、画面にタッチすることで画像を自在に拡大・移動でき、3D画像であれば拡大・回転できるのも特徴です。
そんな「シャープ8Kインタラクティブミュージアム」をベースに、「茶碗型コントローラー」を新たに開発して誕生したのが「8Kで文化財“ふれる・まわせる名茶碗”」。2020年の東京国立博物館での実証実験では、重要美術品《大井戸茶碗 有楽井戸》の8K画像コンテンツを茶碗型コントローラーで操作・鑑賞する体験を提供しました。
PR TIMES
シャープ株式会社
(文・Higuchi)