大日本印刷株式会社(DNP)と般社団法人 渋谷未来デザインおよび宮下公園パートナーズは、現実の渋谷区立宮下公園をバーチャル空間に高精細に再現した「渋谷区立宮下公園 Powered by PARALLEL SITE(以下、VR宮下公園)」を2021年7月7日にオープン。
これまで、山本奈衣瑠さんが名画34点の解説を担当したアート展「YOU’RE THE WORLD」や、謎解きイベント「松丸亮吾のMIYASHITA MYSTERY PARK(ミヤシタ ミステリーパーク)」を開催してきました。
そしてこのたび、VR宮下公園でのイベント第3弾として、テレビ朝日のアート番組『アルスくんとテクネちゃん』の世界観を再現したバーチャルミュージアム「アルスくんとテクネちゃん パラレル・アートパーク」を2021年10月20日~2022年3月31日の期間で開催します。
解説を聴きながら自由に鑑賞! 連動企画にも注目「アルスくんとテクネちゃん パラレル・アートパーク」には、『アルスくんとテクネちゃん』で紹介された注目の現代アート作家の作品を展示。番組で音声ガイド(ナレーション)を務めているバーチャルシンガー・花譜のオリジナル音声で、展覧会の概要や各作家の作品紹介を聴くことができます。
来場者は、アバターとなってバーチャル空間に入り、無料で自由に鑑賞可能。ミュージアムを巡りながらボイスチャットに参加したり、同展覧会限定デザインのスタンプで自身の感情を表現したりと、コミュニケーションを楽しむこともできるようです。
また、渋谷区と渋谷未来デザインが2021年11月5日~14日に開催するアイデアの祭典「SOCIAL INNNOVATION WEEK 2021」や、渋谷芸術祭実行委員会が2021年11月6日~14日に開催する「第13回渋谷芸術祭2021〜SHIBUYA ART SCRAMBLE〜」との連動企画も実施予定だといいます。
ミュージアムを体験してきました。では、実際に「アルスくんとテクネちゃん パラレル・アートパーク」を体験してみましょう。なお、今回出展しているのは、アーティスト・藤倉麻子氏、画家・横山奈美氏、美術家・吉野もも氏3名の作品です。
ミュージアムはAエリア(吉野氏)、Bエリア(藤倉氏)、Cエリア(横山氏)で構成。各エリアに近づくとそのエリアに移動するボタンが表示されます。
Aエリアでは、前後左右に奥行きなどを感じる作品が存在感を示しています。そこに気を取られ、地面にある亀裂に落ちないように注意してください。Bエリアには、3DCGでビビッドな世界を表現する藤倉氏ならではの仕掛けが。工場や街頭などが配置される中、いくつものピンク色の岩が動き回っています。Cエリアで展示されているのは、「LOVE」の文字が光るネオン管を描いたシリーズ作品。描かれた影が、まるで本物のネオン管を絵に重ねているかのような感覚を与えてくれます。
各エリアでは、画面下部にあるカメラボタンで写真撮影が可能。また、カメラボタンと一緒に並んでいるピンのボタンから簡単にエリア間の移動ができました(もちろん徒歩での移動もできます)。
PR TIMES
「アルスくんとテクネちゃん パラレル・アートパーク」
(文・Higuchi)