観光産業が大きな打撃を受けた一方で、巣ごもり需要が増加したコロナ禍。各自治体や観光協会においては、バーチャル観光を推進する手法の検討が急務となっているといいます。そんな中、株式会社Strolyは東京都との実証実験を2021年10月20日(水)より開始。アフターコロナを見据えた観光のあり方を検討するため、3つのテーマのデジタル観光マップの提供を始めました。
実証実験の内容は?「Stroly(ストローリー)」は、デジタルマップの投稿型プラットフォーム。投稿されたデジタルマップ上では、エリアのおすすめスポットを紹介する「スポット機能」や「チャット機能」、「スタンプラリー開催機能」など多彩な機能を提供します。エリアの魅力を伝え、ポジティブな印象を残す「ストーリー」のあるマップをDX化することで、印刷・配布といったコストや環境資源への負荷を軽減する、新しいスタイルの観光促進方法とされています。
実証実験では、「Neo-Shinjuku 歌舞伎町マップ」「新宿エリア観光マップ」「新宿歴史絵図」という3つの新宿エリアのデジタル観光マップを公開。ユーザーは、自宅にいながらエリア観光・エリア学習、情報収集や、マップ上での他ユーザーとのコミュニケーション体験を楽しむことが可能です。
また、今回の実証実験にあわせて、Strolyの「スポット機能」にタイムテーブル形式のイベント情報を掲載可能にする「イベント情報表示機能」が登場。ユーザーは、場所の情報だけでなく、イベント情報やシーズンごとの催事情報も受け取ることができるようになります。
マーケティング等への活用を支援本実証実験は、東京都が開催するスタートアップ企業向けのピッチイベント「UPGRADE with TOKYO」で株式会社Strolyが優勝した際の提案内容を元に進められています。
また、実験後には東京都は利用状況等のデータを公開予定。都内観光関連事業者によるマーケティング等への活用を支援するとしています。
PR TIMES
Stroly
観光行動データ活用 新宿エリア実証実験開始(東京都)
(文・和泉ゆかり)