株式会社LIFULLは、「ポケモン GO」などのゲームタイトルを開発・提供する米国のAR企業Niantic, Inc.と「Niantic Lightship ARDK」に関するパートナーシップ契約を締結。LIFULL HOME'Sでの住まい探しにおけるAR体験開発を加速するようです。
リアルな街でARを使って住まい探しができる?LIFULLは、コロナ禍によって行動が制限された人や身体の障害などの制約によって物理的な移動が難しい人などをはじめ、さまざまな人に満足度の高い住まい探しを提供すべく、どこからでもアクセスできるVR空間内で住まい探しができる「空飛ぶホームズくん」の開発を進めてきました。
このたびのパートナーシップ契約により、「空飛ぶホームズくん」の開発で蓄積してきたLIFULLのアセットを利活用しながら、Nianticのゲームで使われている世界規模のAR体験を実現するアプリ開発キット「Niantic Lightship ARDK」の新機能をいち早く取り入れたアプリケーション開発を進めていく構え。ゆくゆくは、「空飛ぶホームズくん」をVR空間だけでなく実際の街歩きでも利用できるようにしたいとのことです。
VR空間や3D間取り……次世代の住まい探し「空飛ぶホームズくん」は、地図データを用いて生成した3Dの街を自由に飛び回りながら、見つけた物件のバーチャル内見ができるサービス。バーチャル内見では、LIFULL AI戦略室が開発した技術「LIFULL HOME'S 3D間取り」によって生成された3D物件を見ることができます。
この「LIFULL HOME'S 3D間取り」は、平面の間取り図から3Dの部屋を生成する技術(特許取得済)を用いて開発された技術。3Dの部屋の中では、床のアイコンをタップして移動したり、画面をスワイプして部屋を見回したり、ボタンで内観画像を見たりすることができます。
この技術は、2021年3月にβ版をリリースし、2021年10月から正式版を提供中。
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株式会社LIFULL
(文・Higuchi)