近年盛り上がりをみせるeスポーツ業界ですが、イベントや大会などの企画・運営は企業によるものがほとんどです。そんな中、「学生はオトナが用意したステージにただ参加するだけの受け身で良いのか」という思いのもと、学生を主体とするeスポーツプロジェクト「SeS(Student e sports)」が発足しました。
人を育て、社会に貢献する「SeS」は、eスポーツを通じ、学生たちが学校では体験できない学びを得る機会を広げるとともに、学生eスポーツの一大コミュニティー形成を目指しています。具体的な目標として、学生たちがコミュニケーションやアウトプットの高いスキルを習得し、社会で積極的に活躍できる土壌を作ることや、eスポーツの価値を社会に発信し、経済浮揚や地域振興などにつなげることでeスポーツ文化の社会的信頼を高めていくことなどが掲げられています。
同プロジェクトは、業界からの注目度も高く、すでに数多くの企業や各種団体が参画しています。例えば、プロeスポーツチームなどのマネージメントやコミュニティ大会の開催、eスポーツ特化型ビジネスコンテストなどを展開する株式会社CS entertainmentなど。
同社代表の中村浩之氏は、「日本のeスポーツは、世界を魅了するエンターテイメントとして、産業として、未来に向けて発展させていくべきものと考えております。(中略)学生たちが得た経験がeスポーツのみならず、日本の未来を支える様々な産業の礎となる事が『SeS』の存在意義です」とコメントしています。
eスポーツ大会「学生リーグ」計画中!「SeS」での注目の取り組みのひとつが、”学生の、学⽣による、学⽣のための”eスポーツ大会「学生リーグ」。日本を代表する4つの学生eスポーツ団体が集結し、国内最大規模の学生eスポーツ大会を開き、名実ともに日本一強い大学生を決定しようというのです。
「学生リーグ」を牽引するのは、所属人数17,000人を誇る「日本学生esports協会/Gameic」をはじめ、「一般社団法人学生e-sports連盟」「中部学生e-sports協会」「日本eスポーツ学生連盟」の4団体。大会開催概要は近日発表予定とのことです。
PR TIMES
「SeS」 HP
株式会社CS entertainment
(文・Higuchi)