アートとテクノロジーの持つ可能性を最大化することを目的とした、年に一度のアートイベント「100人10(100人展)」。今年度の選出作品が決定しました。
選出作品は2021年12月10日~18日の期間に「Shinwa Auction」および特設サイトにて一般公開され一律10万円で販売されます。
インスタグラムの「いいね」の総数で選出「100人展」は、エントリー作品の中から100作品を選出し、⼀律10万円で抽選販売するアートコンペティション。前回は、15名のセレクターが450点のエントリー作品の中から出展作品を選定し販売したところ、約1,700件の購入希望を集め、全作品完売となりました。
今回の「100人展」は、すべての応募作品を「100人展」公式インスタグラムに投稿し、国内外のアートコレクターやアート愛好家など一般の人々および参加アーティストによって付けられた「いいね」の数のほか、応募作家間の投票との総数によって、出展作品100点を選出しています。
主催者は、今回採用した作品選出の手法について「そういうルールにすることで何が起きるか見てみたい。発信者、受け手がそれぞれ、アートとは何のことを指すのか、価格をつけるということは何か、という、今当たり前のように行われていることについて考えるきっかけになればいいと思います」と、その意図を語っています。
100作品決定! エントリー作品を見てみました今回エントリーされた作品は566点。応募したアーティストの中には、これまでプロの作家として発表してきたキャリアのない人も少なからずいたようです。この中から100名のアーティストが選ばれました。実際に、「100人展」公式インスタグラムを見てみると、絵画をはじめ、写真や石塑粘土の像、陶器、フェルトを使った刺繍など実に幅広い作品が並んでいます。
例えば、これまで多くの作品や企業のプロモーションムービーなどを手がけてきたnorico氏の初キャンバス作品や、ダイナミックな花の間から見つめる人に引き込まれる作品、小さなモンスターが1本の「きのこの山」を立てるスタンドになっているユニークな作品、一面に星空が広がるウユニ塩湖での写真などが印象的です。
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一般社団法人日本アートテック協会
(文・Higuchi)