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宇宙飛行士に転職できるかも!? JAXAが13年ぶりに宇宙飛行士候補者を募集、学歴不問に

Techable 2021年11月19日 19時0分

世界的に宇宙開発事業が加速する中、日本においても米国提案の国際宇宙探査(アルテミス計画)に参画するなど、その機運は高まってきています。この流れを受け、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙探査時代において日本の有人宇宙技術の存在感を示していくために、新たな日本人宇宙飛行士を育て、技術の発展と継承を図る必要があるとしました。

そこでJAXAは、日本人宇宙飛行士の活動の場が国際宇宙ステーション(ISS)や日本実験棟「きぼう」、月周回有人拠点「ゲートウェイ」や月面に拡大することを想定し、新たな宇宙飛行士の候補者を募集します。

応募から結果発表までの流れ

応募受付期間は、2021年12月20日~2022年3月4日。希望者は、期間中にエントリー専用のWebサイトより必要書類を提出し、応募手続きを行います。

応募するには、2022年3月末時点で3年以上の実務経験を有すること(修士号取得者は1年、博士号取得者は3年の実務経験とみなします)、身長・視力・聴力などの医学的特性が定められた範囲内であること、という条件を満たす必要がありますが、学歴や専門的な実務経験などは問われないよう。

エントリーを完了した後、エントリーシートによる書類選抜、英語試験などを行う第0次選抜、医学検査や資質特性検査などを実施する第1次選抜、各種検査や試験、面接などを行う第2次、第3次選抜を経て、2023年2月頃に最終選抜結果を発表予定です。なお、採用人数は若干名と記載されています。

選抜されると何をするのだろう?

では、選抜された宇宙飛行士候補者の職務内容を一部紹介しましょう。

選抜された宇宙飛行士候補者は、採用された後、訓練業務に当たります。訓練には、航空機操縦訓練、ジェット機による無重力体感訓練、サバイバル訓練など身体的にも厳しい項目が含まれるとか……。これらの訓練修了後に結果の評価により、JAXA宇宙飛行士に認定されるという流れです。

宇宙飛行士として認定された後は、ISS計画に参加する日本・米国・ロシア・欧州・カナダの宇宙機関にてISSの各システムとその操作技術などを習得します。宇宙飛行士として認定され、かつ特定の搭乗業務に指名されれば、その業務に関連した訓練を受け、搭乗・宇宙飛行することになるようです。

ちなみに、想定されている搭乗業務は、有人輸送機や月面着陸船への搭乗、ISSやゲートウェイ、月面での滞在、船外活動など多岐にわたります。

宇宙航空研究開発機構(1)(2)(3)

(文・Higuchi)

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