株式会社VRCは、3Dアバター技術を活用したバーチャル試着サービスのプロトタイプを東芝テック株式会社と共同で開発。
昨年10月にオープンした新しいコンセプトのショールーム「TEC 01 SIGHT SHOWROOM」にて体験コーナーを設置しました。
即時に全身をスキャンして「バーチャル試着」する技術開発新型コロナウイルスの影響により、実店舗の体験はいまや当たり前のものではなくなりました。さらにSDGsの関心が高まる昨今、大量生産・大量消費といった従来のモデルも見直す時期に差し掛かりつつあります。
そんな状況を受けVRC社は、高精度な撮影技術と独自の3Dモデリング技術、そしてオートフィッティングが可能となる技術を活用し、アパレル業界向けのバーチャル試着ソリューションを開発。
そしてこのたび、東芝テック社とサービスのプロトタイプを開発しました。
バーチャル試着サービスは、即時ボディスキャン装置の「SHUN’X Apparel」と、バーチャル試着アプリの「Virtual Palette」によって体験することができます。
返品率と販売チャンスロスの低減へ「SHUN’X Apparel」は、中に入って全身をスキャンすることで即時にボディサイズを推定し、自分とそっくりの体型のアバターを生成する装置。省スペースでの設置を実現し、店舗の試着室やポップアップイベントなど様々な場所での活用が可能です。
そしてそのアバターを活用して、バーチャル上での試着体験ができるのが「Virtual Palette」。実店舗に足を運び、実際に試着しなくても、アプリ上でファッションコーディネートが可能になります。
同社リリースでは次のように書かれています。
サイズ違い、実際に着てみたら印象と異なったなどのECでの返品率の低減、店頭在庫がないまた試着するのをためらう買い物客が気軽にどこでも簡単に試着を体験できることで、販売チャンスロスの低減へ貢献してまいります。
「サステナブル」「SDGs」といたキーワードとどう向き合うかが課題となるアパレル業界。環境保全のために何かとコストがかさみますが、今回のサービスは、実際に企業側のコストカットに繋がる魅力的なサービスと言えるでしょう。
PR TIMES
(文・川合裕之)