デジタルハリウッド株式会社は、株式会社キッズプレートおよび株式会社Pocket RDと共にアバター生成・装着アプリ「beCAMing(ビカミング)」を開発。デジタルネイティブの価値観に寄り添う、オンラインファーストの学校づくりを支援することをミッションとして、2021年11月29日より全国の学校向けに提供を開始しました。
顔は映さないがリアクションはできる「beCAMing」は、キッズプレート社の「NICE CAMERA」と、Pocket RD社のアバタープラットフォーム「AVATARIUM(アバタリウム)」を組み合わせた、アバターの生成と装着を簡単に行えるオンライン授業用のツールです。Zoomと一緒に立ち上げて授業に参加するだけで、アバターでの出席が実現。生成した実写風オリジナルアバターを装着し、スタンプ機能で豊かなリアクションをすることができます。
これまでのオンライン授業では、顔を映したくないという学生側の意見と、カメラオフによる真っ黒な画面に向けて行う授業からではリアルタイムなフィードバックが得られないという教員側の意見があったものの、双方に配慮した手法が確立していなかったようです。
そこで、アバターで出席できるうえに、「わかった」「わからない」などのリアクションもできる同アプリが開発されました。アバターでオンライン授業に参加する際に、実写風のアバターのほうが学生側・教師側ともに使いやすいとされていることを考えても、最適なツールと言えるのではないでしょうか。
「NICE CAMERA」×「AVATARIUM」「NICE CAMERA」はVroidStudioなどで作成した3Dモデルデータをアップロードし、ZoomやGoogle Meet、Microsoft TeamsなどのWeb会議システムにソフトを起動するだけで参加できるソフトウェア。会話の途中でもリアクションできるスタンプ機能、背景変更やフタ絵のワンタッチ切替機能などが特徴です。
一方「AVATARIUM」は、アプリや商業施設などに設置されたスキャナーで全身を撮影したデータから完全自動で実写風のオリジナルアバターを作成できるプラットフォーム。生成したアバターはアプリからカスタマイズすることもできます。また、「AVATARIUM」で生成したアバターは、メタバースやゲームなどで活用可能。実際に2021年の「バーチャル渋谷」ハロウィーンフェスには、「AVATARIUM」で生成したアバターで来場することができました(詳しくはこちら)。
なお、2021年11月29日時点では、AVATARIUMスキャナーは、au Style SHIBUYA MODI、GINZA 456 Created by KDDI、東急プラザ渋谷 7F イベントスペース(渋谷フクラス内)にて稼働中。「beCAMing」を導入したキャンパスに設置することも可能とのことです。
PR TIMES
株式会社Pocket RD
(文・Higuchi)