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「ウォーターズ竹芝」に不思議なオブジェが!3Dプリンティング技術を活用した庭づくり

Techable 2021年12月3日 12時0分

2021年12月8日(水)〜2021年12月14日(火)の期間、水辺の複合施設「ウォーターズ竹芝」に大型3Dプリンタによる不思議なオブジェが出現。江戸時代を起源とする浜離宮恩賜庭園を臨む空間で、令和時代の新しい庭づくり『みらい作庭記 -2021 Winter-』がはじまります。

3Dプリントから生まれる、新しい庭づくり

今回の取り組みは、ウォーターズ竹芝が、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの田中浩也研究室と連携し、研究室の学生たちとともに東京の水辺空間に「新しい庭」を創るというもの。同研究室は、TOKYO 2020オリンピック・パラリンピック大会で使用された表彰台の設計統括を担当したことでも知られています。

新しい庭づくりの第1弾として、今回は、子ども向けに制作された不思議なオブジェ(遊具)を設置。日本最古の庭園書である『作庭記』を手本に、3Dプリンタで制作した特殊な構造体や遊具を、そこにある自然景観や周辺環境との関係を大切にしながら配置・構成します。

来場者が作品で実際に遊ぶだけでなく、3Dでモデリングされたバーチャル空間も用意もされているので、現地に足を運べない人でも、ブロックを用いた庭づくりをバーチャル空間内で楽しむことができます。

“古い庭”に思いを馳せ、”新しい庭”を創る

芝生上で毎朝並べ直されるオブジェの初期位置は、離散的な石庭の形式から学びつつ、作品相互の見えがかりと、互いの影響範囲からコンピュータで最適計算のうえ決定。そこから自分の好みでブロックを動かし、最新のデザインとテクノロジーから作られる「令和の枯山水」にさらなる関係性を創りだすことも。

「山や海などの自然景観を思い起こし参考にする」「過去の優れた作例を模範としながら、家主の意趣を配慮しつつ自らのデザイン感覚で仕上げる」など、作庭の基本を大切にしながら、最新技術を活かしていることがわかるでしょう。

PR TIMES

(文・和泉ゆかり)

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