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「三井住友カード Tile」誕生。クレカを紛失しても「音」で見つけられるように

Techable 2021年12月17日 14時0分

探し物トラッカー「Tile」機能を搭載した、Visaカード「三井住友カード Tile」が誕生。三井住友カード株式会社と、SB C&S 株式会社のパートナーシップ、またTile Inc.からの技術サポートにより開発されました。

万が一大切なクレジットカードを紛失しても、「音」で探すことが可能になります。

探し物トラッカー「Tile」とは?

まず、今回のカードに搭載されている「Tile」について説明しましょう。Tileは、世界で4,000万個以上販売されているスマートトラッカー。

スマートフォンとBluetooth®︎で接続し、スマートフォンアプリからTileを鳴らして落とし物や失くし物を見つけたり、Tileからスマートフォンを鳴らして探したりすることができます。スマートスピーカーにも対応しているので、Tileアプリと連携させれば「タイルで財布を鳴らして」など声で探すことも可能です。

また、最後にBluetooth®︎接続した場所と時間をアプリが記録しているので、落とした場所の見当をつけて自ら探しに行くこともできます。

他にも、「Tile ネットワーク」を使えば、世界中のTileユーザーがあなたのTileを検知すると、アプリにお知らせ。海外旅行先や出張先などで落とし物をしてしまった場合に、世界中に落とし物を探してくれる協力者がいると考えると心強いでしょう。なお、クラウド経由なので個人情報が他人に知られることはありません。

「Tile」を搭載した「三井住友カード Tile」

今回誕生した「三井住友カード Tile」は、「Tile」と同じ機能を搭載しているクレジットカード。物理スイッチとスピーカーも内蔵されているため、スマートフォンのボタンを押せばカードが鳴り、カードのスイッチを押せばスマートフォンを鳴らす相互機能も使用可能です。

カードのサイズや厚みを変えることなく、ICチップの搭載やタッチ決済にも対応していて、従来のクレジットカードと同じように利用できます。公式Twitterによると、開発に約3年かかったとのこと。「Tile」を持っていなくても、無料の「Tile」アプリをダウンロードして使うことが可能です。

さらに本カードは、Tile機能を使用するため、1,000回以上の屈曲テストをクリアした超薄型バッテリーも内蔵。カードの薄さ(0.76ミリ)に収めることのできる新開発のEMVチップは充電端子も兼ねており、最長半年間の利用が可能に。専用充電器で繰り返し充電して利用できます。万が一充電が切れたとしても、クレジットカード機能の利用には影響ありません。

初回発行は1,500枚の予定で、先行予約期間(2021年12月16日〜2022年1月14日)に予約する必要があります。エントリーはこちらから。

なお、記事執筆時点で、今後の追加発行、次回の受付予定は未定とのことです。

PR TIMES
三井住友カード Tile
Tile
Tile Japan公式Twitter

(文・和泉ゆかり)

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