上海を拠点とする電気機器メーカー70maiが、キャンプや家庭で使える1000Whのポータブル電源「Power Station Tera 1000(以下、Tera)」を新発売しました。
先日行われた米INDIEGOGOでのクラウドファンディングは、260名のサポーターから約18万ユーロ(約2300万円)以上の資金を調達しており、プロジェクト目標金額に対する達成率は2000%を超えたようです。
スピード充電と静かな動作音Teraは、パワーと携帯性を兼ね備えたクリーンなポータブル電源です。 本格的な家庭用電源として十分な容量を持ちながらも、わずか2時間でフル充電ができ、太陽光からでも6時間後にはフル充電が完了します。
同製品は充電パワーだけではなく、ファンの静かな音にも特徴があります。うるさくないので、仕事中でも安心して機材に電源を供給できるとのこと。また、スチール製の内部と2層構造でデザインされているため、屋外での使用による磨耗や損傷にも耐えられます。キャンプなどのアウトドアのお供として、どこにでも自由に持ち運ぶことができそうです。
-10℃から45℃まで対応Teraに搭載されているリチウムイオン電池は、EVやE-bikeに最も多く使用されており、現在マーケットで最も確立されたバッテリー技術のひとつ。販売会社はこれまで、E-スクーターやポータブルパワーバンクの開発を通じて、リチウムイオン電池に関する豊富な知識と研究開発力を蓄積してきたといいます。
さらにTeraの電池は、テキサス・インスツルメンツ社が提供する最高グレードのBMS(バッテリー・マネジメント・システム)により強化され、過充電、過放電、過熱から保護するアルゴリズムが搭載されているとのこと。
70%の容量まで1000回のサイクルで動作するTeraは、約5年間におよび使用可能。また、14~113°F(-10℃〜45℃)の極端な温度にも対応できます。
Teraは現在、70maiウェブサイトにてプレオーダーを受け付けており、価格は記事執筆時点で649ドル(約73,000円)です。現時点で配送可能エリアはアメリカとカナダの2か国で、残念ながら日本は対象外……。
今後日本が配送対象エリアに加わった際には、アウトドア用・防災用として1つ購入しておくと便利そうです。
70mai
INDIEGOGO
(文・Takeuchi)