愛知県では、経営者の高齢化や後継者不在の課題に対し、親族内承継や第三者承継(M&A)などの相談をワンストップで請け負う「愛知県事業承継・引継ぎ支援センター」を展開しています。
そしてこのたび、クラウド継業プラットフォーム「relay(リレイ)」を運営する株式会社ライトライトと同センターが連携を開始。「relay」を活用した事業承継支援に取り組む構えです。これに先がけ、2021年12月13日に「ローカル承継マップ」プレページを公開しました。
事業者の思いものせて、後継者を探す「relay」は、“後継者募集企業”と“継業希望者”をつなぐマッチングプラットフォーム。場所や事業内容はもちろん、事業者の思いなども記事化したうえで後継者を公募するという、従来のM&Aマッチングサイトとは一線を画すサービスとなっています。
2020年7月にβ版の提供を開始し、本社がある宮崎県の案件の取り扱いをスタートしました。3ヶ月後となる10月には、サポート第1号案件の譲渡先による新店舗が宮崎市中心市街地にグランドオープンすることを発表しています。
現在は、沖縄県・大分県・岡山県・大阪府・北海道など全国の案件を公開中。見てみると、離島で「だし塩」を作る製塩業や水耕栽培トマトを育てる農業を引き継ぐ人、海の家の営業期間外にそこで事業を展開する人などを募集していました。
「ローカル承継マップ」公開このたび、ライトライトと愛知県事業承継・引継ぎ支援センターの連携により始まったのが、愛知県内の事業の引き継ぎをサポートする取り組みです。両者は、愛知県に地域内外から後継者を呼び込むために「ローカル承継マップ」のプレページを公開しました。
「ローカル承継マップ」では、事業承継を検討している事業者へのヒアリングや取材記事の掲載、後継者候補とのマッチング、継業後の成長支援など全面的にサポートしていく構えです。なお、2021年12月13日より、「ローカル承継マップ」上からも“事業者”および”継承希望者”の登録が可能となっています。
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「relay」Webサイト
「ローカル承継マップ」プレページ
(文・Higuchi)