リアルハプティクス技術を応用した遠隔釣りロボット「TeleAngler(テレアングラー)」を開発するRe-alは、ツクイの運営する高齢者向け施設へ導入するための実証実験を開始すると発表しました。
いつでも、どこでも、釣りができる2018年2月に創業し、慶應義塾大学ハプティクス研究センターとの共同研究開発を行うRe-alが開発するのは、遠隔釣りロボット「TeleAngler」です。同製品は小型の遠隔・仮想釣りシステムで、「いつでも、どこでも、釣りができる」世界の実現を目指しています。
「TeleAngler」は、海や渓流での「釣り」を、現場から離れた遠隔地からでも、そして仮想空間からでも、臨場感を感じながら体験できるシステム。現場での経験や技がシームレスにそのまま生きるのが特徴で、仮想の魚の引き具合は本物の魚の引き具合のデータから抽出して作成したもの。仮想空間においても現実さながらの釣りを楽しめるようです。
高齢者が仮想釣りをできるように同社は、本システムをデイサービス施設などへ導入することで、施設へ足を運ぶモチベーションにつなげるほか、男性高齢者の引きこもりといった社会課題の解決を目指します。
担当者は「高齢者の引きこもりは認知的・精神的・身体的機能を低下させ、認知症、うつ病、寝たきりの原因となるため、新しい遠隔・仮想釣りレクリエーションによりこれらを解決することの社会的意義は大きいと考えています」とコメント。
現在、2022年1月10日(月・祝)に開催される遠隔釣り体験イベント「〜弘明寺で城ヶ島の鯛を釣ろう〜」の事前予約をミライ想造ラボHPにて受付中です。先着8組限定のため、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
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(文・Takeuchi)