近距離モビリティ「WHILL」の開発などを手がけるWHILL株式会社(以下、WHILL社)は、近距離移動のプラットフォーム構築を加速すべく新体制を構築。2022年1月1日付で社外取締役、アドバイザー、CTOに新たな人材を迎え入れ、さらなる事業成長をを図る構えです。
3者のノウハウを生かし、さらに事業を拡大このたび社外取締役に就任したのは、サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長の新浪剛史氏。新浪氏は、WHILL社が高齢者や障害者のみならず、新しい発想の近距離モビリティを開発していることに共感し、その成長の可能性を感じているとコメントしています。
アドバイザーには、Apple社でiCloudやApple mapなどのプロダクトデザインを統括するMegan Frost氏が就任。Frost氏は、「WHILLのような近距離移動のモビリティ分野は伸びしろが多く、Apple社での知見やノウハウ、デザイナーとしての経験などを活かしてサポートしていきます」とコメントしています。
CTOに就任したのは、株式会社ファーストリテイリングや日産自動車株式会社、株式会社メルカリで実績を重ねてきた福田慧人氏。福田氏は「これまでのノウハウや知識、スキルをフル活用し、自動運転モデルを活用したサービス開発などに一層力を入れ、ハードウェアとソフトウェアの両輪で、スマートで気軽な近距離移動をグローバルで展開できるよう全力で取り組んでまいります」と意気込みを語りました。
WHILL社のプロダクト&サービスWHILL社は、免許不要のパーソナルモビリティ(電動車いす)「WHILL」シリーズを20以上の国と地域で販売中。2020年9月に予約販売を開始した「WHILL Model C2(ウィル モデル シーツー)」は、リアサスペンション採用で5cmの段差も快適に乗り越える走破性や軽い力で操作できる操作性など、前モデルの「WHILL Model C」の走行性能やユーザビリティを向上させた製品です。
また、2021年11月1日には新モデル「WHILL Model F」の販売を開始。このモデルは、高いデザイン性と操作性能に加え、3つの手順で折りたためることやスマートフォンでの遠隔操作ができること、旅行先などでも受け取れる「日額レンタル」が可能ことなどが特徴です。
なお、「WHILL Model F」は、世界最大級の見本市「CES 2022」へ出展予定。CES 2022開催に先駆けて発表されたアワードでは、「Accessibility」部門において最優秀賞の“Best of Innovation Award”を受賞しています。
さらにWHILL社は、これらのパーソナルモビリティを活用した「WHILL自動運転モビリティサービス」を展開。独自に開発した自動運転・衝突回避機能などを備えた自動運転モデルと、複数の機体を管理・運用するシステムにより、シームレスな移動をサポートすべく、空港や病院、商業施設などで検証を行っています(羽田空港一部エリアには導入済み)。
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WHILL株式会社
(文・Higuchi)