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パナソニックの歩行トレーニングロボ、AIで負荷をパーソナライズ。押して歩いて介護予防に

Techable 2022年1月6日 13時0分

パナソニック株式会社の歩行トレーニングロボット「ウォーク・トレーニング・ロボ (Walk Training Robo)」が、日本経済新聞社主催の「2021年日経優秀製品・サービス賞」において、最優秀賞を受賞しました。

「いつまでも自分の足で元気に歩きたい」をサポート

「ウォーク・トレーニング・ロボ」は、高齢者が身体機能を維持しながら、いつまでもいきいきとした日常生活を送ることを目指すサービス。ロボットを押して歩くだけで簡単に、一人ひとりに最適なトレーニングを提供します。

対象は、主に杖などの歩行補助具を利用し始め、歩くことの不安から外出や歩行量が減ってきている高齢者、要支援1〜要介護2相当、フレイル手前の人。もちろん、それ以外の人がトレーニングを目的として利用することもできます。

使い方は簡単。電源を入れてハンドルを押して歩くだけ。すると、後輪に内蔵したモーターが進行方向と逆向きに力を加えます。訓練は10分ほどで、センサーが日々の歩行速度や体の傾きなどを測り、集まったデータからAIが一人ひとりに最適な負荷を計算します。

歩行トレーニング結果を数値やグラフで確認できるので、モチベーション向上にも期待。簡単に報告書をPDFファイルとして出力することも可能です。

「歩くこと」は介護予防の第一歩

進む超高齢社会において、「歩くこと」は介護予防の第一歩。本製品は、技術者が自身の介護経験をもとに開発したのだそう。日本と中国で貸し出しており、介護施設や病院で採用が広がっています。

また、簡単な利用方法に加え、歩きたくなる外観や、目標が見える画面にするなど、デザインを工夫することで、高齢者の運動に向き合う気持ちを大切にしていることも高く評価されています。

PR TIMES
ウォーク・トレーニング・ロボ(パナソニック株式会社)
2021年日経優秀製品・サービス賞

(文・和泉ゆかり)

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