米国最大級のクラウドファンディングサイトKICKSTARTERでは、古いスマートフォンやタブレット端末をホームオートメーションのゲートウェイにすることができるデバイス「Adriano」の応援購入を受付中。執筆時点で97名のサポーターより約1万4000ユーロ(約183万円)を集めています。
お古のスマホがスマートホームハブにスマートフォンやタブレット端末を数年ごとに買い換えるのが一般的な昨今、古いデバイスが家に残ったままという方も多いのではないでしょうか?
Adrianoは、そのようなデバイスと組み合わせて利用することで、遠隔からのスマートデバイスの操作、カメラの遠隔操作、ジェスチャーによる対話などを実現することができるアイテムです。
スマートデバイスをAdrianoに設置するだけで準備は完了。近距離無線通信規格のZigBee、Z-Wave、Bluetooth 5、Wi-Fi、4G・5Gなどで接続して利用することができます。それでは、Adrianoはどのような使い方ができるのでしょうか?
あらゆるIoTデバイスをコントロール販売会社によると、Adrianoにスマートフォンを接続して部屋に設置することで、「スマートカメラ」としてホームセキュリティの向上のために利用できたり、天気や地図情報を表示させたり、ショッピングを行うことが可能になります。
もちろん、スマートフォンだけでも上記サービスの利用は可能なわけですが、それを遠隔から「ジェスチャーコントロール」で実現できることが大きなポイントとなります。
さらに注目したい点として、AdrianoとAdrianoアプリを利用すれば、ユーザーのスマートフォンと自宅にあるIoTデバイスを同期できるということです。これにより、Adrianoに設置されたスマートフォンは、あらゆるIoTデバイスをコントロールするためのインターフェイスになります。
具体的には、自宅のエネルギー管理から、遠隔医療、ホームセキュリティまでをスマートフォンから1か所でコントロールできるようになります。Adrianoの販売会社は「これまで使われずにいた古いデバイスに第2のチャンスを与えることができます」とコメントしています。
KICKSTARTER
(文・Takeuchi)