米国最大級のクラウドファンディングサイトKICKSTARTERに、ロックミュージックのスタイルのひとつであるヘビーメタルに特化して設計されたヘッドフォン「HEAVYS」が登場。
記事執筆時点で970名のサポーターから約16万ドル(約1820万円)を集めており、目標額に対する達成率は約600%となっています。
大音量でも鼓膜を保護「ヘビーメタルのサウンドは、それに最適なヘッドフォンで聴くべきだ」という開発者のアイデアから生まれたのが、HEAVYSです。
8つのドライバーユニット(ヘッドフォンの音を鳴らす部分)が効果的に配置されており、複数の周波数レンジを使用することで、フルサイズの家庭用スピーカー並の音質を耳元で楽しめるとのこと。
また、特許出願中の技術により、ヘッドホンの「大音量化」を実現しています。ヘビーメタルのファンが満足できる音量でありながらも、鼓膜もしっかり保護する機能を搭載。そのほかにも、ノイズキャンセリング機能・形状記憶型イヤーカップ・有線/無線オプション、長時間再生機能などを備えており、製品の細部にまで気配りがなされています。
販売会社は「HEAVYSはロスレス(オリジナルのデータをそのまま全部維持する圧縮形式)ですので、ユーザーはレコーディングされた音源を最も正確な形で聴くことができます」とコメント。
複数のドライバーで音の歪みをなくすHEAVYSの特徴はそれだけではありません。
ほとんどのヘッドフォンは片耳にひとつずつドライバーユニットが付いていますが、HEAVYSは4つずつ搭載。4つのドライブにより、それぞれが異なる周波数に集中することが可能です。つまり、低音、中音、高音を1つのドライバーに対応させる必要はなく、それぞれのスピーカーが目的に応じた周波数帯域で音を鳴らします。
「音の歪み」を抑えることで、低音、中音、高音の細部までクリアで正確に聴くことができるように。販売会社の担当者は「1つのスピーカーだけを搭載した従来のヘッドホンでは不可能で、特にヘビーメタルのユニークで複雑なサウンドには欠かせないものです」と話しています。
「Heavys Headphones」は、記事執筆時点で149ドル(約1万7000円)で入手可能。 出資は2022年3月2日午後11時7分(日本時間)まで受け付け、世界各国への発送は8月を予定しています。
KICKSTARTER
(文・Takeuchi)