松竹株式会社(以下、松竹)は、2022年1月21日(金)に「代官山メタバーススタジオ」を開設。
ミエクル株式会社を運営主体としながら、松竹グループが手がける映画・演劇事業において、バーチャルプロダクションの活用ニーズを追究します。
「代官山メタバーススタジオ」とは「代官山メタバーススタジオ」は、松竹グループのバーチャルプロダクション手法の研究開発拠点。バーチャルプロダクションとは、立体的なCG背景と現実世界で撮影する映像をリアルタイムで融合する手法のことです。
本スタジオでは、「共創」をキーワードに、個人・法人問わず多様なクリエイターと共創し、コンテンツ開発・技術検証を行います。
スタジオ内では、グリーンバックや大型LEDディスプレイを用いて、リアルタイムに人物とバーチャルセットを合成し撮影することが可能。地理的制約や、日照時間・天候といった自然条件にも左右されません。また、CG撮影後に必要な背景と人物の合成作業が大幅に短縮されるため、従来の編集作業を効率化することができます。
現在、バーチャルセットが移り変わるワンカットのデモムービーを公開中です。
本スタジオの技術を利用したコンテンツの第一弾として、1月25日(火)に歌舞伎公演『META歌舞伎 Genji Memories』を生配信予定。歌舞伎俳優 中村壱太郎氏と中村隼人氏が出演します。
バーチャルプロダクションを用いるのは、歌舞伎初の試み。本作品では、平安時代を緻密に再現したバーチャルセットと歌舞伎俳優の演技をその場で合成し配信することで、まるで俳優が平安時代にいるかのような没入感を生み出します。
本作品の制作には、人気アニメの脚本家・演出家も参加。「歌舞伎×バーチャルプロダクション×アニメ演出」という新感覚のエンターテインメントとして、楽しむことができそうです。詳しくは、こちらのサイトをチェックしてください。
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(文・和泉ゆかり)