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交通事故低減へ。ソニー、AIで事故リスクを推定する「GOOD DRIVEアプリ」を無料提供

Techable 2022年2月1日 11時0分

ソニー損害保険株式会社は、運転特性連動型自動車保険の契約者向けに、ドライバーの運転特性から事故リスク(推定事故発生リスク)を推定する「GOOD DRIVEアプリ」を提供してきました。

そしてこのたび、同保険の契約有無にかかわらず、すべてのドライバーを対象に同アプリを無料提供すると発表。安全運転をサポートし、交通事故の少ない社会づくりに貢献したいとのことです。

運転スコア・アドバイス・走行記録を表示

「GOOD DRIVEアプリ」は、ソニーグループのAIやセンシング、クラウドコンピューティングなどを活用し、ドライバーの運転特性測定・事故リスク推定を行います。

ドライバーは同アプリをインストールしたスマートフォンを車内に持ち込み、普段通りに運転するのみ。エンジンをオンにすれば自動で運転特性(アクセル・ブレーキ・ハンドル・スマートフォンの操作状況)を測定します。

運転終了後に、測定した運転特性に基づき「運転スコア(100点満点)」を表示。あわせて「運転アドバイス」の提案や、安全運転または危険な挙動など運転スコアに影響した操作が行われた場所の表示を行います。加えて、運転するたびに「走行記録」が残る仕組みです。

事故リスクを約15%低減

冒頭に記した通り、同アプリは運転特性連動型自動車保険の専用アプリとして提供されてきました。同アプリが推定した「運転スコア」をもとに安全運転であると判断されれば、保険料の最大30%がキャッシュバックされるというプランを展開し、交通事故低減を目指してきたようです。

同社は、同アプリを活用した事故リスク低減の効果を検証すべく実験を実施。まず、A・Bそれぞれ300人のモニターを対象に、1ヶ月間運転計測を行いました。この1ヶ月間はどちらのグループにも運転計測データを公開せず、2ヶ月目に入ったところでBグループにだけ運転計測結果のフィードバック(運転スコア・アドバイス)を開始。すると、約1ヶ月後に評価した事故リスクは、Bグループのほうが約15%低くなったといいます。

このように、一定の事故低減効果が確認できた同アプリ。対象の保険契約者以外で利用したい人は、アプリインストール後に「体験版で運転計測」を選択すると使えるとのことです。

PR TIMES
「GOOD DRIVEアプリ」特設ページ(アプリDL)
ソニー損害保険株式会社(実証実験)

(文・Higuchi)

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