株式会社メタップスは、中小企業の情報システム部門所属の会社員507名に対し「情シス(情報システム部)」に関する本音を聞き出すための調査を実施。対象となったのは従業員数50〜500名の中小企業で、2022年1月7日から1月9日の間にインターネットを経由して調査を行いました。
約半数が「必要なIT投資を受けていない」と回答まず、「情報システム担当者として、必要なIT投資を十分に受けることができていると感じるか」との質問に対しての回答は、「あまりそう感じない」が38.5%、「全くそう感じない」が9.2%となり、半数近くの会社員が「必要なIT投資を受けていない」と感じていることがわかりました。
次に「あなたの会社では、経営者に自社のITについて相談や提案ができる環境があるか」に対しては「ほとんどない」が11.5%、「あまりない」が31.2%となりました。これに対して、「ややある」「かなりある」の合計は47.7%となったといい、ほとんど拮抗した結果となっています。
3つ目の質問は、「あなたの会社では、人事評価の観点で、情報システム担当者が適切な評価を受けていると感じるか」。これに対しては、「あまりそう感じない」が35.9%、「ほとんどそう感じない」が10.4%という回答に。「ややそう感じる」「かなりそう感じる」の合計は40.7%であったため、「そう感じない」回答者のほうがやや多くなりました。
「経営者からの理解」には前向きな反応また、「経営者が自社ITについて十分に理解してくれていると思うか」という質問に対しては、「全くそう思わない」が7.8%、「あまりそう思わない」が28.0%との回答となりました。一方、「ややそう思う」「かなりそう思う」の合計は55.2%となり、半数以上は「経営者が自社ITについて理解している」と回答したようです。
今回の調査結果を受け、メタップスは「多くの情報システム担当者が、経営者から適切な評価を受けられていないことや、ITに関する理解を得られていないことに不満を抱えていることが明らかとなりました。(中略)その一方で、回答の中には『経営者から十分理解してもらえている』などの前向きな意見も一部ありました」とコメント。
今後同社は、情報システム部の業務負担を軽減し、効率化することをコンセプトに誕生したサービス「メタップスクラウド」をはじめ、情シスの実態を調査・発信していき、企業のIT推進や業務改善に向けたサポートをしていくとしています。
PR TIMES
(文・Takeuchi)