パナソニック株式会社(以下、パナソニック)と敷島製パン株式会社(以下、Pasco)は、飲食店での食品ロス削減や働き方改革などに貢献する食ソリューションの提供を2月16日(水)より開始しました。
誰でも短時間でおいしいパンが焼ける同ソリューションは、パナソニックのマイクロウェーブコンベクションオーブンとPascoの焼成後冷凍パン・洋菓子を組み合わせたもの。両社共同で専用の調理プログラムやメニューを開発しています。
このオーブンでは、コンベクションとマイクロウェーブ技術により冷凍状態から一気に焼き上げることが可能。来客数を予測して事前に解凍する必要がないうえ、1個・1枚単位で調理できるため、食品ロス削減につながります。また、約1分で焼き上がるため、業務効率化ひいては人手不足解消に期待できるでしょう。
気になるクオリティーはというと、専用メニューのプログラム番号を入力するだけで、誰でも職人のようなパン・洋菓子を提供できるようです。
そしてもうひとつの魅力は、パンから洋菓子までバリエーション豊かなラインアップ。誰でも調理できるため、メニュー展開がしやすくなるでしょう。解凍したパンなどをアレンジすれば、さらにメニューの幅が広がり、売上アップにつながるかもしれません。
飲食店と食品ロス農林水産省によると、日本の食品ロスは2018年度に推計600万トン。その半分以上が飲食店などから出る事業系食品ロスのようです。しかし近年では、SDGsへの関心の高まりもあり、食品ロス削減の動きは活発化しています。
飲食店などにおいては、まだ食べられるのに廃棄しなければならない食材の販路を確保できるサービス「TABETE」などを活用しているところもあるようです。
一方で、食品ロス削減への意識や人手不足などからメニューを増やせないといった課題も浮上。これらを解決ものとして業務用の冷凍食材が挙げられますが、これには味や見栄えなどクオリティーへの不安もあったようです。そんななか開発された同ソリューションは、飲食店におけるさまざまな課題を一気に解決してくれるかもしれません。
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(文・Higuchi)