株式会社nehanは、同社が提供する分析ツール「nehan」に、データ活用の流れを自動で可視化する新機能「系譜」を追加しました。
系譜は、nehan内のデータと成果物の関連性を把握できる機能。本機能の追加により、利用者が内部構造や動作原理を知らずにシステムを使う「ブラックボックス化」を防げるようになります。
社内のデータ活用人材を増やすサービス「nehan」nehanは、プログラミング不要の分析ツール。企業のデータ活用人材を増やすことを目的として開発されたサービスです。
ファイルのアップロードやSQLを記述して読み込む「データ準備」や、データ加工・集計・結合などの「前処理」、統計解析・機械学習・時系列解析などの「高度分析」などの機能を搭載しています。
これらの機能を通じて、APIによるシステム連携やダッシュボードの可視化・社内共有、データベース管理システムやクラウドサービスの基盤運用などが可能です。プログラミングの知識がなくても操作できるので、他部門へ依頼する手間も省けるでしょう。
2020年11⽉には、DXにおけるさまざまなサービスを展開する株式会社デジタルシフトの「CX(顧客体験)向上のためのマーケティング支援」事業にて導入されました。導⼊から1年間で、利用者は2倍以上に増加しているようです。
データ活用の課題はブラックボックス化DX化推進により、組織内でのデータ活用が広がりをみせる昨今。nehanによると、データを扱う人材の増加に伴い、ブラックボックス化が加速しているといいます。
ブラックボックス化とは、利用者が内部構造や動作原理を解明できない状態のことです。
ブラックボックス化が進むと、「データの修正や加工内容を変更すると、不具合が発生する」「データを使っている人がわからずデータを削除できない」などの問題が発生することも。
データ活用のなかで問題が発生する原因のひとつとしては、「データ→加工・分析→成果物」の流れを管理できていないことが挙げられます。
データ活用における一連の流れを誰もが把握できれば、ブラックボックス化は防げるでしょう。
新機能「系譜」はnehan内のデータ活用の流れを自動で可視化そしてこのたび、新機能「系譜」のリリースにより、nehan内のデータ活用の流れを自動で可視化できるようになりました。
SQL組み立てから連携データ、加工・分析、成果物まで、nehan内のコンテンツ同士のつながりが明確に。各工程の関連性を把握しやすくなることから、ブラックボックス化の防止につながるでしょう。
ドキュメントの作成をはじめとする管理コストも削減することができます。
今後も同社は「誰でも簡単にデータ分析ができる未来を創る」ために、サービス改善に努めていくとしています。
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nehan
(文・Haruka Isobe)