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昆虫食や完全食を販売する期間限定AIストア開店へ。OMOで実店舗ならではの価値を再定義

Techable 2022年3月2日 10時0分

bestat株式会社は、オンラインショップを展開する企業が出店するオフライン店舗を中心に、AIやIoTなどを駆使してOMO店舗化することで、オフライン店舗の価値を再定義・強化することを目指しています。

2021年11月には、期間限定のOMO店舗「PiCaZo Pop!」を展開しました。そしてこのたび、OMO店舗第2弾としてAIストア「FUTURE FOOD 2022」のオープンを発表。

3月2日(水)~4月3日(日)の期間、COREDO室町3の3階にて展開予定です。なお、これらの期間限定店舗は、店舗内の区画を貸し出すRaaSモデルにて展開します。

AIストア「FUTURE FOOD 2022」

AIストア「FUTURE FOOD 2022」の店舗内には、3次元画像解析技術やIoT、データサイエンスなどのテクノロジーを集約します。

購買しない来店客も含め入店から購買までの情報をデータファネルで取得し、来店客の行動を可視化。これをもとに顧客理解を深め、オンライン・オフライン双方の売上およびLTV向上に資するPDCAを、仮説構築から一気通貫で支援していくということです。

同店舗には、新たな食の選択肢ともなり得るフードテック食品が並びます。出店ブランドは、完全食みそ汁「MISOVATION」、コオロギやクモなどを多様に加工した昆虫食「bugoom」、代替肉の「ネクストミーツ」など、7ブランド。来店者は試食を楽しむことができるそうです。

第1弾のOMO店舗「PiCaZo Pop!」

同社のOMO店舗第1弾となった「PiCaZo Pop!」は、画像AI解析機能を含む店内カメラ・ディスプレイ・オーディオ・決済システム・データ分析用ダッシュボードを含むRaaSソリューション「PiCaZo」を採用しました。

これにより、来店客の行動可視化に基づくマーケティング施策やAI支援による店舗運営の省力化を実現。また、オンラインショップ用のコンテンツをオフライン用に改良し、訴求力をそのままに顧客体験向上につなげる施策も展開しました。出店ブランドは、オーダーメード革製品「ポルコロッソ」やアンティークショップ「THE GLOBE」など。

オフライン店舗の価値を再定義

近年のEC市場拡大により、実店舗での収益が厳しい業界もあるようです。しかし、オフライン店舗での購入を選ぶ消費者は決して少なくありません。

そんななか同社は、「店舗の前を偶然通りかかる」「五感を使って商品を選べる」「同伴者やスタッフと商品の魅力を共有できる」など、オフライン店舗でしか実現しない購入体験に着目。テクノロジーの力でオフライン施策のPDCAを進め、オフライン店舗ならではの価値を再定義し、強化していこうというのです。

また、EC展開する企業がオフライン出店する際に、ブランド価値や顧客体験の構築を一からしなければならないという課題にも着目。その結果、EC企業のオフライン店舗においてAIなどを活用し、ECで築いたブランド価値やマーケティング手法を活用しつつシームレスに開店・運営できる仕組みを構築したようです。

PR TIMES(1)(2)
bestat株式会社

(文・Higuchi)

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